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2017.3.12 19:18
★メキシコから米国への国境トンネル、摘発224本 DEA調査 壁建設の効果はある?
【ロサンゼルス=中村将】中米メキシコから米国に向けて掘られたトンネルが1990年から
2016年3月までに計224本みつかっていることが米麻薬取締局(DEA)の調査で分かった。
トランプ米大統領は国境に壁を建設し、麻薬組織や犯罪組織のメンバーの不法入国を
食い止めようとしているが、壁の効果は未知数といえそうだ。
DEAによると、みつかったトンネルの8割以上の185本が米国まで到達していた。
メキシコ国境と接しているのはカリフォルニア、アリゾナ、ニューメキシコ、テキサスの4州だが、
大半はアリゾナ州でみつかっているという。
AP通信によると、カリフォルニア州サンディエゴで09年にみつかった麻薬密輸トンネルは
深さ約21メートル、幅約90センチ、長さ約824メートル。輸送用の貨車の線路が
敷設され、照明や換気システムも装備されていた。
URLリンク(www.sankei.com)
麻薬密輸の罪に問われ、サンディエゴ地裁で今月3日に判決を受けたメキシコ最大級の
麻薬組織「シナロア・カルテル」のメンバーの男(72)は1993年に国境の下に最初の
大規模なトンネルを掘削したことで知られ、「エンジニア」の異名を持つ。
トンネルは長さ約432メートルで、男はカリフォルニア州側の出口のそばに倉庫を確保。
メキシコ側からトンネルを使ってコカインなどを運びこみ、米各都市への配送拠点としていた。
トンネルが摘発されたのはシナロア・カルテルの元最高幹部、ホアキン・グスマン被告(59)が
逮捕され、潜伏場所からトンネルの位置を示す地図がみつかったためだ。グスマン被告は
2度にわたって、メキシコの刑務所から脱獄したが、そのうち1回は刑務所の下に掘られた
約1・5キロのトンネルをオートバイで走り抜けて逃走。昨年捕まり、米国に移送されて
裁判をひかえているが、麻薬組織にトンネル掘削技術があることを改めて示した。
URLリンク(www.sankei.com)