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★蓮舫代表、“原発ゼロ前倒し”に猛進 危うい足元
2017年3月7日 5時59分 デイリー新潮
野党担当キャップが言う。
「もともと民進党は“2030年代ゼロ”を目標にしていましたが、これですら、
支持団体の電力総連や、党内の労組関係議員がいい顔をしていなかった。
それをさらに最大9年前倒しですから。しかもいきなりぶち上げたもんだから、
批判の嵐にさらされています」
代表を支える立場の党執行部役員も呆れ顔だ。
「根回しもなにも、まず前倒しにできるという具体的な根拠がないんだもん。
それじゃあ誰も説得できないでしょ。口だけなら誰でも言えるからね。
実現可能性が低いものを公約にしても、マイナスにしかならない」
20日の囲み取材で改めて“30年ゼロ”を強調した蓮舫氏。こうした猛進の背景を、
政治部デスクが読み解く。
「これまで教育無償化や、同一労働・同一賃金など、民進党が掲げてきた公約は、
悉く自民党にパクられてしまっています。そんな中、唯一独自色を出せるのが原発政策。
3月12日の党大会で発表し、自らの指導力をアピールしたかったのでしょう」
民進党中堅議員の嘆き。
「事情はもっと深刻ですよ。今夏の都議選に向けた世論調査の結果がひどい。
このまま低空飛行が続けば、民進党が18ある全ての議席を失う可能性が出てきている。
代表の御膝元でそんな結果になれば、いくら地方選挙とはいえ、辞任の可能性が出てくる。
蓮舫降ろしの声も上がっていて、支持率回復のために焦っているんです」
「週刊新潮」2017年3月2日号 掲載
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