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2017.3.7 00:08
★【参院予算委員会】蓮舫氏、鬼門の「原発」で論戦 ドヤ顔で示したパネルを隠すハメに…
参院予算委員会は6日、安倍晋三首相と関係閣僚が出席し、内外の諸情勢などに
関する集中審議を実施した。久々に首相との直接対決に臨んだ民進党の蓮舫代表が、
論戦の主要テーマに据えたのはエネルギー政策だった。蓮舫氏といえば、検討していた
「2030年原発ゼロ」構想が連合や党内の反発で撤回に追い込まれたばかり。
「鬼門」の政策課題をあえて選んだ結果はいかに-。(松本学)
「原発再稼働を国民は支持しているとお考えか」
1月30日の参院予算委以来となった「党首対決」で、蓮舫氏は厳しい口調で首相に迫った。
質疑時間の約7割をエネルギー政策に費やしたのは「原発に頼らない社会」(民進党綱領)を
目指す姿勢を鮮明にし、安倍政権との違いを際立たせることにあった。
首相から「(再稼働に)国民的な支持が十分でないことは事実であろう」との答弁を
引き出したところまでは、狙い通りの展開だったのだろう。
だが、その後持ち出したデータで墓穴を掘った。
「15年前倒しで(節電の)目標をクリアした!」
得意げに蓮舫氏が示したパネルには、民主党の野田佳彦政権時代に掲げた
「2010(平成22)年の総発電量1・1兆キロワット時を、2030年に0・99兆キロワット時に
削減する」という目標が、すでに2015(平成27)年に達成されたとするデータが強調されていた。
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「われわれはもっと少なくしていこうとしている。ところが、政府の長期エネルギー
需給見通しをみると、むしろ増やしている。これはなぜか」
蓮舫氏はこうたたみかけたが、世耕弘成経済産業相にあっさり反論された。
「(パネルで)2015年実績として使っている数字は、大手電力会社10社の合計値だ。
2010年は総発電量だから、再生可能エネルギーも自家発電も入っている。
同じベースで比較しないとおかしい。2015年実績を総発電量ベースにすれば
1・01兆キロワット時であり、野田政権の目標には達していない」
蓮舫氏は再反論はせず、岡山県真庭市の「バイオマスタウン構想」にさりげなく話題を移した。
しかし、問題のパネルは掲げたまま…。世耕氏がその後「パネル下げていただけない?
間違ってますので」と促すと、いつのまにかパネルは姿を消していた。
それでも、蓮舫氏は質疑後、記者団に対し「自家発電を入れても、
前倒しで目標を達成している流れに変わりはない」と強弁した。
また予算委では、東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の再稼働に
慎重な野党系候補が当選した昨年10月の新潟県知事選を念頭に、
「知事選の結果をみても、私は再稼働には賛成できない」とも語った。
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