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2017.3.4 14:51
★逮捕のベトナム人、地下銀行「やってみたらできた」 真面目な青年…犯罪集団が利用
海外に不正な手口で資金を送る「地下銀行」を営んでいた疑いで神奈川県警に逮捕されたのは、
日本で介護施設職員として働いていたベトナム国籍の男だった。男はフェイスブックを通じて
“顧客”を集めており、同胞の別の犯罪グループが収益金の送金に利用したこともあった。
地下銀行の運営は「少し知識があれば、誰でもできてしまう」(捜査関係者)のが現状。
男も安易な動機で犯行に手を染めたとみられ、県警は同種事案の拡大に警戒を強めている。(岩崎雅子)
◆「知人に頼まれ」
「悪いことだとは思っていたが、知り合いから頼まれると断れなかった」
県警外事課が2月、銀行法違反(無免許営業)の疑いで逮捕したベトナム国籍で、
東京都大田区に住む介護施設職員、ホアン・タイ・ソン被告(25)=同罪で起訴=は
そう供述し、容疑を認めた。
起訴状などによると、ホアン被告は、平成27年12月中旬から28年10月下旬までの間、
計約30回にわたり、ベトナム国籍の男女4人からの依頼で、日本国内にある自身の銀行
口座宛てに現金を入金させたうえ、同額をベトナム国内で保管していた資金から4人の
指定口座に支払ったとされる。
URLリンク(www.sankei.com)
同課によると、依頼主の4人はいずれも、もともとホアン被告の知人だった。
ホアン被告は地下銀行の運営を始めたきっかけについて「試しにやってみたらできてしまった」
と供述。周囲に吹聴するうち、実際に依頼が入ったことで、犯行がエスカレートしていったとみられる。
◆フェイスブックに
4人からの依頼で為替取引された金額は、立件分だけで計約650万円にのぼる。
一方で、ホアン被告は手数料などはほとんど取っておらず、捜査関係者は「小遣い稼ぎにも
なっていなかった」と明かす。
ホアン被告は27年5月、日本とベトナムとの経済連携協定(EPA)に基づき、
日本で介護福祉士の資格取得を目指すために来日した。関係者によると、
都内の介護施設に勤務するかたわら、国家試験に向けて勉強を重ねる真面目な青年だったという。
同課は、地下銀行の運営は利益目的ではなかったとみているが、問題視するのは、
フェイスブックなど誰でも見られる場に「ベトナムに送金します」などとするメッセージを掲載していたことだ。
ホアン被告が捜査線上に浮上したのは、同課が追っていた別事件の犯罪グループの摘発が端緒だった。
URLリンク(www.sankei.com)
同課は28年6月、偽造した在留カードを販売したなどとして、入管難民法違反の疑いで、
当時県内に住んでいたベトナム国籍の男ら3人=いずれも起訴猶予処分後、
ベトナムへ強制送還=を逮捕。この男らがカード販売で得た犯罪収益のベトナムへの
送金に利用していたのが、ホアン被告の地下銀行だった。
ホアン被告と男らは面識がなく、フェイスブックなどを目にして依頼していたとみられる。
ホアン被告は組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)容疑でも今年1月に逮捕された。
犯罪で得た金だった認識がなかったとして、嫌疑不十分で不起訴になったものの、
同課は「広く利用者を募れば、どんな人間が手を挙げるか分からない。
安易な行動だったと言わざるを得ない」と断じる。
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