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★ドイツの集会禁止「ナチスと変わらない」 トルコ大統領が非難
2017年03月06日 10:14 発信地:イスタンブール/トルコ
【3月6日 AFP】トルコの大統領権限を強化する憲法改正をめぐり、
レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は5日、
国民投票に向けたドイツ国内での集会を阻止したとして、
ドイツをナチス(Nazi)になぞらえて激しく非難した。
トルコでは改憲の是非をめぐる国民投票が4月16日に行われる。
トルコの閣僚はドイツ国内の数か所で集会を計画していたが、
地元当局は治安上の懸念を理由に開催を禁止した。
エルドアン大統領はイスタンブール(Istanbul)で開かれた女性らの集会で
「ドイツよ、あなたたちは民主主義にはほど遠い」と批判。
「あなたたちがしていることはナチス時代の過去にしたことと変わらない。
ドイツはずいぶん前に(ナチス)と決別したと思っていたが、
われわれは間違っていたようだ」と続けた。
これに先立ち、集会の禁止に激怒したトルコ政府は、ドイツ政府が改憲
反対派の側に立っているとしてドイツの駐トルコ大使を外務省に呼んで抗議。
ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相がトルコのビナリ・ユルドゥルム
(Binali Yildirim)首相に電話して問題の鎮静化を図る事態となっていた。
ドイツ国内に住むトルコ系住民は約300万人と本国以外では最多。
1960~70年代に「ゲストワーカー(外国人出稼ぎ労働者)」制度の下で
大量に移り住んだ結果だ。
URLリンク(www.afpbb.com)