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★反トランプの移民デモ、参加者100人以上がクビに。「移民のいない日」理解されず
投稿日: 2017年02月20日 14時53分 JST 更新: 1時間前
トランプの移民政策に対抗してアメリカ各地で起きた抗議活動「移民のいない日
(Day without immigrants)」に参加した人たちが、職を追われる事態が相次いでいる。
デモの参加者100人以上が「クビ」にされたと、NBCニュースなどが報じた。
CNNによると、「移民のいない日」は、アメリカ経済にとって移民がいかに重要な役割を
果たしているかを示すために企画。2月16日、ニューヨークやロサンゼルスなど全米各地で展開した。
調理師、ウェイター、清掃係、大工、デリバリー担当者といったさまざまな職業に就く
外国出身者やその支援者らが、仕事を休んでデモに参加。「イエス・ウィー・キャン」と
描かれたプラカードを掲げ、街を練り歩いた。その他にも、仕事や学校に行かずに家で待機し、
抗議の意思を示す人もいた。
デモの影響で、全米各地で数多くの飲食店や施設が休業。移民の従業員への支持を
示して休業にした店もあれば、従業員が足りずに営業ができなかった店もあるなど、混乱が生じた。
NBC4によると、テネシー州では、デモに参加した約18人が、勤務先の塗装会社から
デモの翌日に「クビ」を言い渡された。そのうちの1人は、「上司から『もう仕事に戻ってくる
ことはできない』と告げられた。デモはたった1日だけで、代わりに日曜日に出勤するつもり
でしたが、理解してもらえなかった」とNews Channel 5の取材に答えている。
一方会社側は、「時間厳守である仕事の性質上、職場に来なければ辞めてもらうと
伝えていたので、こうするしかない。仕事を休んだ理由であるデモへの参加は、
解雇の決定とは関係ない」との声明を出した。
NBC2によると、フロリダの児童施設では、多くの職員がデモに参加したため、
休校を余儀なくされた。2人の職員がデモ参加を希望したところ解雇を言い渡されたと
話す一方、施設側は「誰も解雇していない」と主張しているという。
このほかにも、サウスカロライナのボート製造会社は、デモに参加した社員21人に手紙で解雇を通告。
オクラホマのレストランでは12人のキッチン担当者が辞めさせられ、既に新たな募集が出されている。
デンバーでは、石工会社に務める少なくとも30人が「クビ」になった。
URLリンク(www.huffingtonpost.jp)