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★移民受け入れは断固拒否すべきだ 青山繁晴・百田尚樹の「大直言」対談⑤
百田 これはわたしの感覚ですが、むしろこの30~40年、国家意識が薄れていると感じています。
たとえばわたしが子供の頃は、祝日になれば日の丸をもっとよく街中で見たものですよ。
今は見ません。当時は君が代を歌うのが当たり前でした。
わたしが小学校の頃は、元日に学校に集まって国旗を掲揚していました。普通の公立小学校ですよ。
今はそんなこともありません。テレビでも君が代や国旗の扱いが軽くなってしまっています。
この風潮を象徴するのが、民主党の鳩山由紀夫幹事長(当時)の「日本列島は日本人だけのものではない」
という発言でしょうか。とんでもないことです。
青山 鳩山さんや、仙石由人さんに影響を与えているのは、政治学者の松下圭一さんという方の思想で、
簡単に言えば、国家はグローバル化に伴って解体されていくものであり、日本はそれを先どりしていくべきだ、
というものです。一種の国家否定主義なんですね。そういう人からすれば、百田さんやぼく、あるいは安倍総理
のような人間は、時代を逆行させるとんでもない輩なわけです。そういう、いわば観念的政治学の系譜がある。
しかし、世界を歩いてみればわかりますが、グローバリゼーションが進んで、むしろ人々は自分の
アイデンティティーを深く求める傾向が強くなっています。祖国とは何か、わたしはどこから来て、
どこへ向かうのか、ということを考えるようになっている。これは人間として当然のことです。
残念ながら紛争の多くの原因の一つがそこにあります。しかし、紛争の原因ならば良くないもの、
というのは短絡的な考えに過ぎません。グローバリゼーションの結果として、人々が国家観も含めた
アイデンティティーを追求しているのは当然の成り行きであり、だとすれば、それを前提としたうえで、
紛争を避ける現実的な方法を考えなくてはならない。
ところが、この現実を見ずに「国家はそのうち無くなる」という空理空論を信じた人たちが中心にいた政権が、
日本では3年間続いてしまった。その害は甚大でしたよね。このことと蓮舫さんの二重国籍問題は完全につながっています。
百田 まったくその通りです。ヨーロッパが前の100年にどれだけ戦争をして、どれだけ国境線を
書き換えたかを思い出して欲しい。境界線を引いては消し、の繰り返しだったのです。
それはなぜかと言えば、何度やっても一つにはなれなかったからなんですね。
青山 労働力の不足を解消したいのであれば、外国人に頼る前に女性や高齢者が働けるようにしたほうがいいですよ。
安倍さんも「働き方改革」を進めていくとおっしゃっていますが、残業の話だけではなく、こちらをしっかり考えるべきです。
外国人―それも多くは中国人でしょう―が大量に入ってきたらどうなるか。
彼らが働き盛りの年齢でやって来て、日本で子供を作ったとしましょう。その時に、彼らはどう考えるでしょうね。
ぼくならば、こんなに安全で清潔な国から、不潔な場所も少なくない、賄賂まみれで危険の多い国に子供を帰したいとは思わない。
そういう子供が成長してきた頃には、AI(人口知能)の進歩によって、人間の仕事は減っているはずです。
今ぼくは近畿大学の経済学部で教えているんですが、彼らには「この先、君たちの仕事がなくなるかもしれない
ことは考えたほうがいい」と言っています。というのも、文系の仕事はAIによってどんどん無くなると見られているからです。
少し前まで、AIが肩代わりする仕事は、工場など生産に関わるものが中心でしたが、今は企業の経理や総務といった
仕事もビッグデータを活用してAIに任せる企業がアメリカで出てきている。いずれは日本にもその波が来る。
しかもこの流れは止まらない。限られた仕事を日本人と、在日中国人らで奪い合うようになる。
その時に何が生まれるか。
憎悪ですよ。
リベラルな方たちは、「多様性」を尊重して、移民を受け入れようと言います。
しかし、受け入れた結果はもう目に見えているじゃないですか。ヨーロッパで起きていることが
日本で起きないと考える根拠が無いでしょう。
それなのに、リベラルではない安倍政権周辺の人ですら、移民もしくは外国人労働者を受け入れようと言っている。
一体、何を考えているのか。
(抜粋、全文はリンク先へ)
デイリー新潮編集部
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