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★ドイツ新大統領にシュタインマイヤー氏 過去にトランプ氏を批判
2017年02月13日 08:58 発信地:ベルリン/ドイツ
【2月13日 AFP】ドイツの連邦会議は12日、新大統領にフランクワルター・シュタインマイヤー
(Frank-Walter Steinmeier)前外相(61)を選出した。シュタインマイヤー氏はドナルド・トランプ
(Donald Trump)米大統領の差別的言動を強く非難したことがあり、地元メディアには
「反トランプ」大統領の誕生と評されている。就任は来月19日。
中道左派の社会民主党(SPD)出身のシュタインマイヤー氏はドイツで最も人気のある政治家で、
旧東独出身のヨアヒム・ガウク(Joachim Gauck)大統領(77)の後任となる。
ドイツの大統領は国家元首だが、権限は主に儀礼的、道徳的なものに限定される。任期は5年。
シュタインマイヤー氏は受諾演説で、現在は多くの市民が世界の崩壊を恐れている
「嵐の時代」にあるとの認識を示した上で、対話と民主主義を推進していく考えを表明。
ポピュリズムの台頭や「困難を増す世界では解決策を単純にすべきと考える人たち」に対抗すると誓った。
SPDは今年9月の連邦議会(下院)選挙に向けて、連立を組むキリスト教民主・社会同盟
(CDU/CSU)のアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相の対抗馬となる首相候補に
マルティン・シュルツ(Martin Schulz)前欧州議会(European Parliament)議長を擁立。
シュタインマイヤー氏の大統領選出を党勢拡大につなげたい考えだ。
新大統領人事をめぐっては、強力な独自候補に欠いたCDU/CSUがシュタインマイヤー氏
への支持に回った。同氏は採決で有効投票1239票中931票を獲得した。
シュタインマイヤー氏は昨年の米大統領選の期間中、トランプ氏を「憎しみの説教者」と断じて厳しく批判した。
URLリンク(www.afpbb.com)
シュタインマイヤー氏は61歳、中道左派の社会民主党の重鎮で、メルケル首相率いる
連立政権で2度にわたって、合わせて7年間外相を務め、ウクライナ危機などの対応に当たりました。
シュタインマイヤー氏は当選後のスピーチで、ヨーロッパやアメリカで排他的な世論が
広がっている現状を念頭に、「欧米の民主主義の基盤が揺らいでいるのであれば、
われわれがそれを断固として守らなくてはならない」と抱負を述べました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)