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★習政権八方ふさがり 外貨準備3兆ドル割れ、今後も減少は止まりそうにもないが…
2017.02.09
中国の1月の外貨準備高が5年11カ月ぶりに3兆ドルの大台を割り込んだ。
中国経済への不安感から資本流出が続いていることに加え、トランプ米大統領の
通貨安批判をかわすために、人民元を買い支えていることが背景にある。
今後も外貨準備高の減少は止まりそうもない。
中国人民銀行(中央銀行)によると、1月末の外貨準備高は2兆9982億ドル
(約336兆5000億円)。前月末と比べ約123億ドル減少し、2011年2月
以来の大台割れとなった。
中国の景気減速懸念や米国の利上げなどを受け、中国からの資本流出圧力が強まっている。
習近平国家主席が1月に訪問先のスイスで「元の切り下げで(輸出)競争力を
高める考えはなく、通貨安競争を仕掛けるつもりもない」と強調したが、
中国当局は外貨準備を切り崩して為替介入し、人民元を必死に買い支えているのが実態だ。
それでも人民元は昨年1年間で対ドル相場が約6・6%下落。これを受けてトランプ氏は、
人民元安戦術による中国の輸出拡大を批判。中国製品に高関税をかけるほか、
「為替操作国」にも指定すると恫喝している。
トランプ政権の経済政策への期待感から景気が上向いている米国が利上げを続ければ、
中国からの資本流出は一段と増大する。
一方で、トランプ氏による批判を回避しようと人民銀行が介入を控えれば、
「外国為替市場ではさらに元安ドル高への圧力が強まる」(市場関係者)という八方ふさがりだ。
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