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2017.2.2 18:02
★【トランプ大統領始動】中国軽視?トランプ氏から届かぬ春節メッセージ 慣例破り、いまだ電話協議もなく…機関紙は不満表明
「トランプ氏が新年のあいさつを“忘れた”のはどういう意図があるのか」。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報が運営するサイトは1日、
クリントン元大統領以降、十数年にわたり続いてきた中国系住民への祝意の
表明がなかったことに不満を示した。
記事は、歴代大統領の祝賀あいさつが「米国上層部の対中関係重視を示していた」
と指摘。トランプ氏の施策には多元化と寛容性がうかがえず、「権勢や利益に走っている」
と批判した。中国のネット上には「多くの中国系住民がトランプ氏に投票したのに」との
書き込みもある。ちなみに安倍晋三首相は1月27日、中国語版の首相官邸サイトで
「日本各界の華人、華僑の友人たち」への春節のあいさつを公表した。
現実の米中関係もギクシャクしている。トランプ氏は大統領就任後、
日露独仏などの首脳と電話協議しているが、中国とは行っていない。
米側が台湾問題や南シナ海問題、二国間貿易をめぐって対中強硬姿勢を隠さない中、
会談や協議でメンツを失う事態を避けたい習近平政権は慎重さをみせる。
中国国際問題研究院の滕建群・米国研究所所長は「習国家主席は可能な限り早く、
トランプ氏との個人的な関係を築きたいと願っている」とし、中国外務省は調整に力を
注いでいるとしつつ、「中国は忍耐強く機が熟すのを待つ。ただ会うためでなく一定の
成果が必要だ」と語っている。
URLリンク(www.sankei.com)