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2017.1.23 09:00
★【横田めぐみさん拉致40年(上)】北朝鮮に共鳴し、違法行為や対日工作に明け暮れる人物が今この瞬間も日本に・・・
平成28年12月16日夕刻、拉致被害者、横田めぐみ(52)=拉致当時(13)=の母、
早紀江(80)は、東京・永田町の内閣府3階にある拉致問題担当大臣室で、
担当相の加藤勝信(61)に疑問をぶつけていた。
「いまだによく見えないのですが、日本国内には北朝鮮の工作員だけでなく、
拉致に協力をし、北のやることに共鳴する人や企業が今も存在するのではありませんか。
そういうものがいろいろ混在しているから、拉致の解決が進みそうになっても進まないように、
押さえつけているのではないですか」
同席者によると、早紀江の声は細いがしっかりとしていた。
加藤は時折、手元の資料に目を落としながら黙って聞いていたという。
早紀江が加藤と会った日の午後、福岡県久留米市の講演の壇上に拉致被害者、
田口八重子(61)=同(22)=の兄、飯塚繁雄(78)の姿があった。
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「北朝鮮は(日本に)工作員を送ったりいろんな組織をつくったり、寄生虫のように
入り込んでいます。(北朝鮮への送金など)悪い方面での活躍は、まだまだしている
気がする。それを早いうちに止めなくてはならない」
飯塚は一気にここまで話すと一拍置き、続けた。
「この問題は闇が深くて。(政治による)大変な判断と行動、いろいろと必要なのですが、
被害者家族会は、実をいうと何もできないのです」
日朝間で「再調査」が約束された平成26年のストックホルムでの合意が暗礁に乗り上げ、
被害者家族の間には落胆が広がる。「政府はまだ手を尽くしていないのではないか」。
そうした意識が背景ににじむ。
早紀江や飯塚の言葉は、拉致被害者家族の間でここ数年、大きく膨んでいた疑問が
口を突いて出たものだった。
■ ■ ■
昨年夏、シンガポール海峡を見渡すシンガポール国立大学に近い地場商社のビルに、
40代の東洋人が頻繁に出入りしていた。
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西側情報機関の調査で、男が出入りしていたのは北朝鮮工作機関の連絡拠点の
一つと分かった。男には、日朝以外の第3国の真正旅券による訪日歴があることも判明した。
情報機関は、男が日米協力、とくに拉致問題をめぐる対北包囲網構築の状況を調べていたとみている。
男の動きが活発化したのは、中国雲南省で2004年に消息を絶った米ユタ州出身の大学生、
デービッド・スネドン(36)=失踪当時(24)=の拉致情報に関し、米政府に本格的な調査を
求める決議が米下院で採択される直前だった。
北朝鮮は、拉致問題が最高指導者である金正恩に向かうことに敏感だ。
結局、決議案は昨年9月28日に採択されたが、男の活動が対抗策の
一環であったことは疑いようがない。
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新潟へ引っ越して最初の雪の正月、早紀江さんの着物を着せてもらい、
自宅玄関前で記念撮影する拉致被害者の横田めぐみさん。この約11カ月後、北朝鮮に拉致された=昭和52年1月
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横田めぐみさんが拉致されてからの経緯
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