17/01/21 11:44:45.60
★「ラブホ連れ込み未遂」初鹿議員に見る民進党の凋落
降旗 学 [ノンフィクションライター]
(中略)
週刊新潮が発売され、醜態が表沙汰になった初鹿センセイは野田佳彦幹事長から
厳重注意を受け、その日のうちに青年局長を辞任した。
初鹿センセイは北朝鮮が大好きで、屈強な脱原発派であり、外国人参政権を支持
する政治家だが、野田幹事長とは因縁がある。野田総理(旧民主党・当時)の
消費増税法案に反対票を投じたため、党員停止二ヵ月の処分を受けているのである。
政策理念の違いから旧民主党を離党して緑の党に移るが、旧民主党執行部は
初鹿センセイを除名処分(政党懲罰ではもっとも重い処分)に処した。
二〇一二年の衆院選には緑の党と合流した日本未来の党から出馬するが
大差をつけられて落選。二〇一四年の選挙では維新の党から出馬して
衆院議員に返り咲くが、その維新の党が旧民主党に吸収されたため
民進党議員となった。あっちの政党で出馬、こっちの政党でも出馬を繰り返す
初鹿センセイを、永田町関係者は“風見鶏”と呼んでいる。
「初鹿氏は鳩山由紀夫氏の秘書を経て、政権交代選挙で民主党から当選したが、
党が低迷するや離党。未来の党や維新などを渡り歩き、また民進党へ戻ってきた風見鶏。
東大卒で人を見下すような横柄な態度を取るので、評判は良くない」(東スポ)
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初鹿センセイは民進党の“ヤジ担当”としても知られ、先の国会でも安倍総理の
答弁中に執拗なヤジを飛ばし、総理から“初鹿さんですか”と名指しされたほどだ。
自民党でも、昨年、宮崎謙介氏が“ゲス不倫”を報じられ、議員を辞職した。
夫人の金子恵美議員が出産で帰省しているさなかの不倫は文字どおりゲスの極み
ではあったが、最後は議員辞職という潔さを見せた。日教組の委員長も、
不倫が報じられると就任からわずか半年で委員長を辞任した。
舞台女優さんの腕を掴んで強引にラブホテルに連れ込もうとした初鹿センセイも、
青年局長を辞任した。だが、辞任したのは青年局長という役職のみで、議員バッジはつけたままだ。
一度落選の憂き目を見ているから議員の座にすがりつきたいのだろうが、初鹿センセイが為政者
として相応しいか否かは次の選挙が答えを出してくれる。
宮崎氏のゲス不倫はひっきりなしにワイドショーが取り上げたが、初鹿センセイのラブホ連れ込み
未遂不倫を取り上げるテレビは皆無に近い。そこに作為的なものを感じなくもないが、
もしかしたら、初鹿センセイがセンセイと呼ばれるのも次の選挙までとわかっているから
あえて取り上げないのかもしれない。
JNN(TBS系)の世論調査では、内閣支持率が六七%を示した(不支持は三一・五%)。
NHKの月例調査でも支持率は五五%(不支持二九%)となり、朝日新聞の世論調査でも
内閣支持率は五四%に及んだ(不支持二六%)。いずれも五ポイント前後の上昇だ。
韓国での慰安婦像設置をめぐり、駐韓大使の一時帰国措置などが支持率上昇に
つながったとも見られているが、世論調査の結果を見る限り、安倍体制は盤石だ。
そんなときに、青年局長がラブホ連れ込み未遂なんて不始末をしでかすあたりが
いかにもお粗末で、民進党の凋落を表しているようでもある。
家族が大事、ご近所さんが大事、地域が大事、街が大事、国が大事と大計を語ってこその
為政者なのだが、代表は代表で伴侶を“ペット以下”と蔑み、所属議員は所属議員で宝物は
妻と嘯いた他方で“性欲のはけ口は奥さん以外”などと言い募る。
民進党は、為政者としての第一歩から躓いているのだ。家族を大切にできず、
幸せにもできない民進党の議員さんたちに、国民を幸せにする政治なんかできるのだろうか―、
なんて思ってしまうではないか。
本当に日本の行く末を憂う政治家が民進党の中にいるのなら、政党別支持率が十%にも
満たない民進党を割って、真性の“民主党”を作るべきなのだが、そんな気概のある政治家は
この党にはいないようだ。だから、誰も蓮舫代表に戸籍を公開しろと言わないし、
初鹿センセイにも責任をとって議員辞職しろとも言わないのだろう。
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