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記事入力 : 2017/01/19 09:16
★北朝鮮でICBM発射の兆候、トランプ新政権をけん制か
韓国の識者「トランプ氏が大統領に就任する20日に発射か」
北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の下段部とみられる物体を移動させる様子が、
先日韓国の情報当局によって捕捉されていたことが18日までに分かった。
これを受け、北朝鮮が新年早々から言及していた「ICBM発射試験」が
近づいているとの見方が相次いでいる。
ある韓国政府筋は18日「(捕捉された物体は)従来の中距離弾道ミサイル
『ムスダン』とは長さや形が異なっている」と明らかにした上で「組み立てのため
他の場所に移動させているのかもしれない」との見方も同時に示した。
捕捉された物体が本当にミサイルの下段部であれば、北朝鮮が発射試験なしに
すでに実戦配備したKN-08やKN-14といったICBMの発射試験に向けた動きで
あることも考えられる。どちらもグアムを射程圏内とするムスダンに比べて射程距離が
長く、米本土にも到達可能と専門家はみている。
これに先立ち朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)委員長は1月1日の新年の
辞の中で「ICBM発射試験の準備は最終段階にある」と明言した。また8日にも
北朝鮮外務省報道官が「ICBMは最高首脳部が決心した時間と場所から
いつでも発射できる」と発言するなど、北朝鮮のさまざまな方面からICBM発射
試験が予告されてきた。
これと関連して韓国国防部(省に相当)の文尚均(ムン・サンギュン)報道官は
今月9日の定例会見で「KN-08とその改良型となるKN-14のようなICBMに関して
言えば(北朝鮮の技術水準は)移動式の発射台を使った発射が可能なレベル
にある」と指摘した。
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