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★防衛相がグアム訪問、THAAD視察へ 新型ミサイル導入検討
2017/1/10 19:27
稲田朋美防衛相は10日、米領グアムを12、13両日に訪れると発表した。
米空軍基地では地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)を視察する。
政府は北朝鮮の弾道ミサイルの脅威が高まっているのを踏まえ、中長期的に
新たなミサイル防衛の装備品導入を検討する。THAADは候補のひとつだが、
政府・与党内でも賛否が割れており今後議論になりそうだ。
グアム訪問は、在沖縄海兵隊が2020年代前半から移るグアムの基地整備の
進捗を確認するのが主な目的だ。これに合わせ、13日にアンダーセン空軍基地で
THAADを視察する。
THAADは高度40~150キロメートルに届き、射程は200キロメートル程度とみられる。
野球でいうライナーのような高速で飛来する軌道に対応するのに適しているとされる。
イージス艦に搭載する海上配備型ミサイル「SM3」の新型や、地対空誘導弾
パトリオットミサイル(PAC3)と連携させれば、ミサイル防衛の厚みが増す。
ただ導入費は高額だ。レーダーやミサイル弾などを合わせた1基当たり1000億~2000億円とされる。
主要都市周辺に整備すれば合計1兆円を超え、ほかに予算が回らなくなる可能性がある。
防衛省内でも「THAADがカバーする高度であれば現行のSM3でも対処できる」との声がある。
昨年12月、自民党の防衛相経験者は「グアムに行く必要はない」と稲田氏を批判した。
URLリンク(www.nikkei.com)