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★「右寄りTV番組」スポンサーでDHCに不買運動
オルタナ 1/9(月) 21:24配信
TOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)「ニュース女子」が1月2日、
沖縄・高江のヘリパッド移設問題を取り上げ、「反対派には日当が支払われて
いる可能性がある」と報道した。これを受け、移設の反対運動を行う反レイシズム
団体の代表らが、制作会社のDHCシアター(東京・港)に抗議し、SNS上でDHC
不買運動へ発展した。(オルタナS副編集長=池田 真隆/Sustainable Brands Japan)
同番組では、軍事ジャーナリストの井上和彦氏が沖縄・高江を訪れ、住民らに取材を
行った映像が放送された。そのなかで、ラジオDJの手登根安則氏は、「高江に来る人に
5万円を支給する」と書かれたチラシと普天間基地周辺で発見された茶封筒を井上氏に
見せた。茶封筒には「光広」と「2万」と書かれ、番組ではこれらを根拠に、反対派が
日当をもらっている可能性が高いとした。
同番組は、年配の男性コメンテーターが、若い女性タレントの素朴な疑問に答えながら進行していく。
映像を見たタレントの八田亜矢子氏が、「反対している人には、彼らなりの正義感があって、
活動していると思っていた。この映像を見て、お仕事として反対されている方が本当にいる
のか疑問に思った」とコメント。住民が基地反対派の翁長雄志知事を選出したことを挙げて、
「沖縄住民の大多数の意見を知りたい」と続けた。
井上氏は、「大半の沖縄住民から、米軍基地反対という声は聞かない」と返した。
八田氏が「そうなのですか」と聞き返したが、MCの吉木りさ氏が他のゲストに話を振って、
話題が変わった。
この放送を受け、SNSで同番組への抗議の声が殺到している。番組内で取り上げた
チラシを発行している、反レイシズム団体のりこえねっと(東京・新宿)共同代表の
辛淑玉(シン・スゴ)氏は、自身のツイッターで、「金をもらってTV出演し、ヘイトを
垂れ流している人たちは、自分が金のためならなんでもやるのだから他人もそうだと
思いこんでいる」と投稿した。
のりこえねっとでは、高江の現状を伝えるために、特派員を募集しており、
交通費・滞在費として5万円を補助しているが、これは現地の情報をSNSで
発信する人を対象にしている。番組では、「5万円を支給」とだけしか紹介していなかった。
辛氏は、東京メトロポリタンテレビジョンには東京都の資本も入っているとし、
ツイッターで「株主として東京都がこれを放置することは、東京はヘイトを垂れ流す
都市であると宣言することだ。本気でオリンピックをやる都市として真っ当なのか。
これから、国連人種差別撤廃委員会へ提出する報告書を作る」とも投稿している。
SNSでは、「DHC不買」というハッシュタグをつけて、同番組やDHCへの批判的な投稿が増えている。
同番組は、DHCシアターの主要株主であるDHC(東京・港)の持ち込み番組として、
2015年4月から始まった。持ち込み番組では、放送するTV局が企画に関わることは少なく、
基本的に外部の制作プロダクションが映像をつくり、TV局はその映像を流すことだけを行う。
制作費が掛からないので、収益率が良い。
同番組を制作しているのは、DHCシアターとボーイズ(東京・港)の2社。
(以下リンク先で呼んでください)
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)