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★稲田防衛相とNATO事務総長が会談 連携で一致
1月5日 20時10分
稲田防衛大臣は、日本時間の5日午後、ブリュッセルにあるNATOの
本部を訪れて、ストルテンベルグ事務総長と会談しました。
この中で稲田大臣は、「日本とNATOは、共通の価値観や戦略的利益を
共有しており、協力の重要性は高まっている。日米同盟は、日本の安全保障の
基軸である一方、NATOは、ヨーロッパとアメリカを結ぶ重要な同盟システムだ」
と述べました。そのうえで稲田大臣は、今月20日にアメリカのトランプ次期政権が
発足することを踏まえ、「アメリカが国際社会の主要なプレーヤーとして、
世界の平和と安定に関与し続けることが重要だ」と述べ、
両氏は、日本とNATOとの防衛協力をさらに強化していくため、
引き続き連携していくことで一致しました。
また両氏は、安全保障上の課題に対処していくため、海賊対処などの
海洋安全保障やサイバー分野などでの協力を推進していくことを確認しました。
会談のあと、稲田防衛大臣は記者団に対し、「日米同盟は日本の安全保障
政策の基軸をなすもので、NATOによって、欧州、アメリカとの連携も図られており、
こうした日本の認識は、これからも変わらないと申し上げた。また、東シナ海や南シナ海、
ロシアを含む地域情勢や国際情勢について意見交換を行い、国際法に基づく紛争の
平和的解決の重要性で一致した。今回の会談を契機に、日本とNATOの防衛協力を
一層深化させていきたい」と述べました。
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