17/01/01 14:14:38.41
★なぜ日本で「支那」が憚られるも海外で「China」がOKか
2016.12.21 16:00
英語で中国のことを「China」と呼ぶにもかかわらず、「シナ」と呼ぶことがはばかられる
世の中になっている。評論家の呉智英氏が、なぜ日本では「中国」と呼ぶことが
強制されるようになったのかについて解説する。
* * *
沖縄における機動隊員の「土人」「支那人」発言がジャーナリズムの一部で今も
批判の的となっている。しかし、よく観察してみると「土人」批判が中心となり
「支那人」批判は勢いを減じている。「支那人」批判が論理的に成り立たないと
気づきだしたのだろう。「東シナ海」も「インドシナ半島」も、これらジャーナリズム
自身が使っているのだから。
「支那」「支那人」が禁止され、「東シナ海」「インドシナ半島」(支那かシナかは、
単なる用字の違い)が許されている矛盾に気づけば、真実は容易に分かる。
これは国家権力による言論抑圧なのである。
敗戦期の1946年、連合国占領下の言論統制策の一環として、原爆の被害報道や
米兵の犯罪報道などとともに「支那」使用が禁止されたのだ。同年六月の外務省局長
通達が、この言論弾圧の法的根拠である。その文書の中に、「東支那海」などは可とあるから、
これらは許されているのだ。
では、支那は、なぜ日本に「中国」を強制したのか。支那が世界の「中心の国」であり、
日本(朝鮮やベトナムも)はその属国だと認めさせたいからだ。「中華思想」「華夷(かい)秩序」である。
しかし、イギリスやフランスやドイツに、支那は世界の中心だからChinaではなくCentral Landと
呼べとは言えない。それ故、欧米では「支那」が通用している。
夷(えびす)として差別されている日本人が、嬉々としてこれを受け容れ、この差別を
批判する人たちを差別者であると誹謗する。歪んだ“正義”が言論界を支配している。
URLリンク(www.news-postseven.com)
先日、米大統領選で勝利したトランプのもとへ安倍首相が真先に駆けつけた。
これを「朝貢外交」だと、愚かな言論人たちは批判した。安倍総理の行動は、
適否は別として、外交技術の範囲内だ。朝貢外交を批判するなら、支那を
「中国」と呼ばせることをまず批判すべきである。朝貢外交は華夷秩序の下で行なわれる。
こんな異常な言論空間が70年も続き、さまざまな場所で「支那」狩りが行なわれてきた。
C・H・ビショップ文、K・ヴィーゼ絵の絵本『シナの五にんきょうだい』の絶版事件もその一例である。
(以下リンク先で呼んでください)
URLリンク(www.news-postseven.com)