16/12/30 14:11:12.58
★米オバマ政権、ロシア外交官35人追放 ロシアは対抗措置を約束
今年11月の米大統領選にロシア政府が介入したという情報機関の報告を受けて、
米国務省は29日、ロシア外交官35人と家族に国外退去を命じた。
これに対してロシア政府の大統領報道官は、米国にとって「かなり不都合な」
対抗措置をとる意向を表明した。
米国務省は、ワシントンの大使館とサンフランシスコの総領事館で勤務する
ロシア人外交官35人と家族を「ペルソナ・ノン・グラータ」(好ましくない人物)に指定し、
72時間以内に米国を退去するよう命じた。加えて、ロシアの軍参謀本部情報総局
(GRU)や連邦保安局(FSB)を含む9機関・個人への制裁措置を発表。
また、ロシア情報機関が使用するニューヨークとメリーランド両州の施設を閉鎖すると発表した。
オバマ大統領は、ロシア当局が民主党本部やヒラリー・クリントン氏の選挙対策本部を
ハッキングして選挙に介入したという中央情報局(CIA)などの報告をもとに、
ロシアへの報復措置をとるとかねてから表明していた。
これに対して、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、「相互主義の原則に基づき
同じ分野で相応の反応をすれば、米国側に相当の不都合をもたらすことになる」と述べ、
対抗措置をとる用意があると表明した。
その一方でペスコフ氏は、ロシアは「性急には」行動しないと付け加え、米政権交代を
念頭においていると示唆。
「(制裁措置の)判断はオバマ大統領によるものだが、3週間すればトランプ氏が国家元首になる。
もちろんこの要素は何らかの形で考慮する」とペスコフ氏は述べた。
米大統領選に介入したという指摘について、ロシアは一貫して関与を否定。
米国による制裁措置は「根拠に欠ける」と反発している。
英国のロシア大使館はツイッターで、退任を控えた米大統領は「レイム・ダック(足の悪いあひる)」
と呼ばれることを念頭に写真付きの皮肉ツイートを掲載。「オバマ大統領がロシア外交官35人を追放。
まるで冷戦のデジャビュ(既視感)だ。米国の人たちを含めて誰もが、このどうしようもない政権の
終わりを歓迎するはず」とツイートした。
ドナルド・トランプ次期米大統領は、ロシアによるハッキング疑惑を「ばかげてる」と一蹴。
制裁措置の可能性について事前に質問されると、米国人は「それよりも自分の生活を
大事にすべきだ」と反応した。
URLリンク(www.bbc.com)
★ロシア制裁に否定的見解
トランプ氏
2016/12/30 10:11
【ワシントン共同】トランプ次期米大統領は29日、オバマ大統領によるロシアへの
新たな制裁発令について声明を発表し「米国はより大きく、前向きな事柄に移行
する時期だ」と制裁に否定的な見解を表明した。
ロシアによる米大統領選干渉疑惑に関しては、中央情報局(CIA)など情報機関から
最新の情報を得る考えを示した。
URLリンク(this.kiji.is)