16/12/29 12:48:16.83
★自民3都議が離脱=都議選向け新会派結成へ-小池知事は歓迎
東京都議会自民党所属の都議3人が28日、会派からの離脱を高木啓幹事長に申し入れた。
離脱するのは、山内晃(品川区、1期)、大場康宣(世田谷区、2期)、
木村基成(小金井市、1期)の各氏で、新会派「新風自民党」の結成届を
川井重勇議長あてに提出する予定。
3人は同日、都庁で記者会見を開き、新会派の会長に就く大場氏は「都議は自由で民主的な
環境の下で、都民の利益となる結論を導き出す役目がある」と、会派離脱の理由を説明。
ただ、「自民党を愛している」として、離党する考えがないことを強調した。
高木氏は「突然の申し出で驚いている。誠に残念だ」との談話を出した。
大場氏らの離脱により、都議会(定数127)で最大会派の自民の議席は60から57に減る。
自民と緊張関係にある小池百合子知事は都庁内で、3人について「非常に勇気が要ったと思うが、
改革を一緒に目指していければうれしい」と歓迎。「その勇気に報いることはしっかり考えなけ
ればいけない」と述べ、来夏の都議選で連携を検討する考えを示した。
都議選で小池氏は自らの政治塾から候補を擁立する意向。自民との連携から決別を宣言した
都議会公明党との選挙協力にも意欲を示している。
大場氏は「同調するような人がいれば、会派の人数を増やしていきたい」と述べ、
新会派を現執行部に不満を持つ自民都議の受け皿にしたい考えを示した。
URLリンク(www.jiji.com)
自民党会派からの離脱を表明した東京都議会の大場康宣議員(中央)、山内晃議員(右)、木村基成議員=28日午後、東京都庁
URLリンク(www.jiji.com)
★執行部にくすぶる不満=さらに離脱者の可能性も-都議会自民
慌ただしい年の瀬に東京都議会自民党の都議3人が会派離脱を表明した。
来夏の都議選を控え小池都政で「悪役」に仕立てられることが多い党内には、
選挙基盤が弱い若手を中心に執行部への不満がくすぶっており、
小池百合子都知事との関係改善が進まない場合、さらなる離脱者が出る可能性もある。
今回、離脱を表明したのは当選回数が1、2回の若手議員。
自民都連幹部は3人の離脱について「選挙に弱い人ばかり。『小池印』が欲しかった
だけだろう」と突き放す。ただ、都議会では、議員報酬削減をめぐる対立を受け、
公明党が自民との「連立」解消を宣言。都議選では小池氏と公明の協力が進むとみられ、
自民都議の間には焦りが広がっている。
先の定例議会では、小池氏に事前通告なしに大量の質問を浴びせる場面もあった自民。
ある若手都議は「知事に門戸を閉ざすのではなく、もっと話し掛けていくことが必要だ。
自分はそうしていく」と、執行部の対応を批判する。
28日午前には川井重勇議長(自民)が、今後の議会改革に関する非公式協議を
各会派幹事長に呼び掛けたが、公明などが欠席し、実現しなかった。
URLリンク(www.jiji.com)