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★「決意」渋ったプーチン氏 首脳会談、安倍首相が説得
モスクワ=駒木明義2016年12月26日05時17分
今月15日、山口県長門市であった安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領
による日ロ首脳会談で、プーチン氏は北方領土問題を含む平和条約締結
交渉に強硬な姿勢を崩さなかった。会談では、両首脳が平和条約問題を
解決する「決意」を表明することにすら一時、難色を示していた。
最後は首相自身の説得で、ようやくプーチン氏の同意を得ていた。
交渉に携わった複数の日本政府関係者の話から、両首脳が15日夜、
約1時間半にわたり通訳のみを交えて行った首脳会談など、
これまでの日ロ交渉の一連の経緯が明らかとなった。
首相は15日、平和条約問題の解決に向けて両首脳が「決意」を示す
ことを重視。直前までの外交当局の交渉で決着していなかったことから、
首相が直接受け入れを求めたが、プーチン氏は「『決意』というのはどうだろうか」
などと返答。首相は、日ロ間に平和条約が締結されていない現状を改めるべき
だと繰り返し訴え、会談終盤でプーチン氏から「わかった」との同意を得た。
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会談を前に握手するロシアのプーチン大統領(左)と安倍晋三首相=15日午後、山口県長門市の大谷山荘、飯塚晋一撮影
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