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★<独テロ>極右政党が政権批判材料に「メルケルの犠牲者」
毎日新聞12/22(木)11:05配信
【ベルリン中西啓介】ベルリン中心部で起きたトラック突入テロ事件は21日、
難民申請していたチュニジア人の男が殺人容疑で公開捜査の対象となった。
反難民政策で支持を広げる新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)は
事件を政権批判の材料としており、来年秋に連邦議会(下院)総選挙を
控える独政界の先行きに大きく影響しそうだ。
「こうした犯罪が起きる環境は、ここ1年半で作られた」。事件直後に
ペトリAfD党首はこう述べ、メルケル独首相による難民受け入れ政策を批判した。
ドイツでは差別助長につながるとして、容疑者判明前に遺留物をDNA鑑定し
「人種」を特定することは禁止されているが、ペトリ氏は「犯人絞り込みに役立つ」
と法改正を目指す考えも示した。
21日夜にはベルリンの首相府前で反イスラム運動支持者らが参加した
「ドイツの安全」を求めるデモがあり、AfD幹部も加わった。ツイッターで事件について
「メルケルによる犠牲者」と発言した地方議員もおり、事件で広がる怒りや不安を、
党の支持につなげようというAfDの姿勢が鮮明化している。
メルケル氏は「事件はテロ攻撃と見るべきだ」とし、徹底した捜査と犯人を厳罰に
処す考えを示している。一方で、与党保守派が求める難民受け入れ上限の
設定などは「現実的ではない」と拒否し続けている。ドイツでは難民の権利が
憲法に規定されており、数値の設定が違憲になる可能性もあるためだ。
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