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★自衛隊の貧乏な日常生活「駐屯地のトイレットペーパーは隊員が自腹で購入している」
2016.12.22
どれほど自衛隊が貧乏なのか、その驚愕の現状をミリオタ腐女子「梨恵華」がレポートしますね。
まずは、赴任したての駐屯地に自衛官A君が外出先から帰ってきたときのお話です。
彼はその朝から腹の調子がおかしく、我慢も限界に達していたのだそうです。
基地に帰ったら、真っ直ぐにトイレに飛び込み、脂汗とひきつるような緊張から
やっと解放されたのだそうです。ほっとしてトイレットペーパーを取ろうと手を伸ばしましたが、
「あ、ここは駐屯地だった! ヤバい」と嫌な予感が彼の頭を横切りました。
この自衛隊の駐屯地にはトイレットペーパーは常備されていません。
自分のロッカーの中にはマイトイレットペーパーがあります。
これほど慌てていなければそれを持参でトイレに来ましたが、今日は心身の余裕がなかったのです。
バックの中にティッシュペーパーが入ってないか探したがありませんでした。
自衛隊は貧乏「トイレットペーパーは自腹だった!」 しかし、あるものが彼の手に触れました。
汗っかきの彼は汗を拭くためにいつも常備しているフェイスシート「ギャツビー」でした。
A君はツイッターでのケッツビー騒ぎを知っています。あの騒ぎが頭の中を駆け巡り、
「まさか、俺のターンなのかよ」と眩暈がしたと後でその気持ちを語っていました。
「氷冷アイスダウン! 爽快リフレッシュ ベタつき・汚れ ゴシゴシふきとる」とパッケージに
大きく書いてありました。さらに、「メントール成分高配合で、長時間持続してクールな
使用感」と説明されています。どの言葉も彼には「やめてくれ!」というキャッチコピーでしたが、
いつまでもトイレの中に籠っているわけにはいきません。ほかに方法はどこにもなかったのです。
自衛官A君は覚悟をきめて1枚を取り出しました。「ぐっ」と思わず声がでたと言っていました。
その一日は人には言えない爽快感を味わったようです。
「だが、想像よりはましだった。」と自嘲気味に説明もしていました。
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この喜悲劇の裏には政府の極端な節約と貧乏すぎる自衛隊の実態が見えてきます。
日本の官公庁の予算は、財務省の作る予算の天井、シーリングによって前年度より
必要でもその天井を超えないように管理されています。自衛隊の任務は次々と多様化
しましたが、その予算は10年前と変わらない水準で正面装備にお金をかけるが、
それを動かす補給や兵站を犠牲にして成り立っているのは明らかです。
主要な任務、日本の領海領土を守ることを主目的とする自衛隊では、
それ以外の予算を徹底的に削っています。トイレットペーパーがないのもその1つです。
トイレットペーパーなどの消耗品の予算は、備品調達予算と呼ばれています。
備品調達予算では、トイレットペーパーは事前に1人1回45cmから50cmで計算されています。
でも、そんな定量で多くの人が使う消耗品が済むはずがないですよね。人によって使い方は違うし、
物差しをもってトイレに入る人はいませんもん。
足りない分はどうするんでしょうか? 比較的予算が潤沢な空自以外はペーパーに困っています。
陸自は隊員が各々マイトイレットペーパーを持ち歩いていることも多いようです。
海上自衛隊では最初から足りないのだから、隊員が先にみんなで個人からお金を
集めてトイレ募金をプールして、トイレットペーパーを買って備蓄補充するシステムを
つくっています。見かけ上ペーパーはなくならないが自腹であることに変わりはありません。
ほかの官公庁でトイレットペーパー自腹現象を見たことはありませんから、
防衛省の予算が最も(必要でも)削られ抑えられているってことになります。
「自衛官は軍人としての威厳と誇りを持つべきだと思います。せめてトイレットペーパーくらいは
自由に使える予算に増やしてあげて~」と祈っているのです。
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