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2016.12.18 12:00
★【ニッポンの議論】選挙候補者数の男女均等法案は是か非か? 野田聖子氏「法律で啓発しないと」 西田昌司氏「女性に価値観強要」
■自助努力はもう限界 自民党元総務会長 野田聖子氏
--なぜ女性候補者を増やすための法律が必要なのか
「(反対派は)法律を作るまでもない、努力をすればいいという。
しかし、女性が参政権を得て71年かけても増えなかった。
昭和21年の衆院選は8%だったが、今は9%だ。
自助努力でやるのは、もう限界だろう。ちゃんと法律で啓発していかないと無理だ」
--クオータ制の導入ではないのか
「クオータ制はうたっていない。もっと前の段階の理念法案だ。
安倍晋三首相が平成32年までに指導的地位に占める女性の割合を30%にする
ということの一つの分野でのスローガン的法案だ。女性活躍推進法では政治分野が
すっぽ抜けている。そこをちゃんと補足するということだ」
--超党派の議員連盟ではクオータ制も検討していたが
「クオータ制となると、自民党は止まる。導入しても女性が数人増えるぐらいだ。
それでもクオータ制はダメだと自民党でもめることを考えたら得るものも少ないので、
とりあえず切り離した」
URLリンク(www.sankei.com)
--首相が進めることを実現するための法案なのか
「そうだ。加藤勝信女性活躍担当相も熱心で、各党に『女性の政治家を増やしてくれ』と
声をかけた。ダボス会議を主催する世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数(2016年版)
で日本は111位に落ちた。理由は女性の政治家が少ないからだ。各党で努力して女性議員を
出そうということだ」
--自民党内には反対論もある
「首相も茂木敏充政調会長も望んでいる。残念ながら、賛成している人はサイレントマジョリティー
なので賛成の演説をしてくれない。反対するわずかな人たちが大きな声を出している」
--女性が世の中に半分ぐらいいるから、国会議員も同様にということか
「参院はともかく、衆院は代議士、すなわち『議を代わりにやる人』だ。
国民、有権者を代表しているのだから、ある程度バランスがないといけない。
社会は男女ほぼ同数で動いているのに、動かす中身を決める方が(女性と男性の比率が)
1対9では乖(かい)離(り)する」
--首相に近い人に反対が多い
「勉強不足や勘違いしているところもある。政界では女性は人手不足だ。
私はフェミニストではなく現実主義者だ。女性という人手がほしい。
どんなに優秀な男性でも、女性の領域の中で分からないことがある。
今、女性の知見があまりにもなさすぎる」
--この法律があると何か困るのか
「分からない。変化を恐れているのではないか。女性がこれ以上、社会に進出すると
子供が増えなくなると言った人がいた。それが温床だと思う。じゃあ家に女性を
閉じ込めていたら子供は増えるのか、という話になる」
URLリンク(www.sankei.com)