16/12/18 13:51:55.98
2016.12.17 21:45
★【プーチン大統領来日】なぜ安倍晋三首相は日露防衛協力を急ぐのか 膨張する中国脅威、露との間にくさび
安倍晋三首相は対ロシア外交の新たな戦略として自衛隊と露軍の防衛協力の
強化を柱に据える。15、16日の日露首脳会談で合意した外務・防衛閣僚級
協議(2プラス2)の再開はその第一歩だ。同盟国である米政府が抱く日露接近
の懸念を振り切ってまで日露防衛協力を急ぐのは、なぜか。
中国の軍事的脅威が眼前に迫った現実的な危機に変質するにつれ、
防衛省・自衛隊では露軍との協力が必要との認識が高まっていた。
シーレーン(海上交通路)である太平洋、インド洋、北極海で支配する
領域を膨張させようとする中国を押さえ込むには、日露が補完しあえる
分野があると踏んでいたからだ。
日露両政府は平成25年11月の2プラス2で、海上自衛隊と露海軍の
共同訓練を従来の捜索・救難からテロ・海賊対策への拡大で合意。
次回協議の開催も確認したが、ウクライナ危機で中断していた。
日米に比べれば初歩的な訓練メニューだが、協議再開は自衛隊と露軍が
協力できる分野の拡大に道を開き、その練度が高まれば、中国に強い牽制
(けんせい)となることが見込める。
URLリンク(www.sankei.com)
また、こうした日露の信頼醸成は、中露の間にくさびを打ち込むことにつながる。
広大な国土を有するロシアと中国はランドパワーの代表格で、東西に広がる
ロシアの長大な領土は中国に北部から覆いかぶさる。「特権的な戦略パートナー」
(プーチン露大統領)の中露だが、潜在的な脅威ともみなしている。
日本がロシアを味方につけ、中国にとって「脅威」と映れば、
中国は相応の軍事力をロシアに向けて張り付けなければならない。
中国にとって日露接近は匕首(あいくち)を突きつけられた気分なのか。
国営新華社通信は15日配信の論評で「ロシアを対中包囲網に取り込もうと
するのは独り善がりの妄想に過ぎない」と日中露のバランスが変容することに
強い警戒感を示した。
中国は兵器の国産化を進めるが、最新鋭対空ミサイルシステム「S400」や
スホイ35戦闘機を購入するなど、最先端装備はロシアの技術導入を必要としている。
ただ、このまま中国が莫大(ばくだい)な軍事費を投じて国産化を進めれば、
軍事技術でもロシアを凌駕(りょうが)するのはそう遠くない。
対空戦闘能力に優れたイージス艦や対潜哨戒機P3Cなどをそろえ、
高い任務遂行能力を持つ海自は露軍にとって脅威でもあるが、
協力関係ができれば日露双方の防衛力にプラスに働く。
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また、陸上自衛隊は旧ソ連時代から北海道侵攻に備え、その最前線に立つ
北部方面隊に重層な戦車、火砲の部隊を配備してきた。だが、ロシアの脅威が
低くなれば、その人員や予算を南西諸島防衛に振り向けることができる。
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