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★文春に2490万円支払い命令 イオン記事で 東京地裁
2016年12月16日15時21分
中国産米の混入問題を報じた「週刊文春」の記事で名誉を傷つけられたとして、
イオン(千葉市)が発行元の文芸春秋(東京都)に対し、1億6500万円の
損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁(沢野芳夫裁判長)は16日、
文芸春秋に約2490万円の支払いと、ウェブ広告の削除を命じた。
問題となったのは、2013年10月17日号の記事や広告。
商社が中国産米を国産と偽装した問題について、イオンが偽装米の納入に
関与して、この米を使った弁当やおにぎりなどを販売していた、と報じた。
判決は、見出しを含めた記事と広告の大部分が真実とは認められず、
名誉毀損(きそん)に当たると判断。社会的信用を失わせた損害として
600万円のほか、イオンが新聞紙上に社告や意見広告を出すために
かかった費用の一部約1700万円も、文芸春秋の不法行為と関係する損害と認めた。
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