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★民進、解散恐れ腰砕け=共産「理解不能」
国会最終盤で焦点となった年金制度改革法案とカジノ解禁を柱とする
統合型リゾート(IR)推進法案をめぐり、「廃案に追い込む」と意気込んでいた
民進党が突然、柔軟姿勢に転じた。年金法案の採決に応じるとともに、
カジノ法案では、修正した上で採決するとの自民党提案を容認。
与党側が野党の出方次第で今国会会期の再延長をちらつかせたことで、
衆院解散を恐れた民進党の腰が引けた格好だ。
「現段階でも政府の説明不足に納得していない。ただ、ようやく政府が
(年金支給額の)試算を公表することを明言した」。民進党の蓮舫代表は
13日の常任幹事会で、年金法案採決を受け入れた方針転換に理解を求めた。
年金法案をめぐり、民進党は衆院審議の段階から「年金カット法案」と厳しく批判。
共産党などとともに廃案を目指す方針を確認していた。これに対し、自民党からは
年金・カジノ両法案の成立のためには「小幅の再延長も仕方ない」との声も出ていた。
会期末を翌日に控えた13日になって突如、民進党が自民党と採決日程で合意
した背景には、選挙準備不足から衆院解散を回避したいとの「本音」をのぞかせた
との見方もある。実際、12日の執行役員会で幹部の1人が「再延長は解散の
呼び水となる」と、徹底抗戦路線に慎重論を唱えた。
カジノ法案をめぐっても、自民、民進の参院幹部が協議を重ね、ギャンブル依存症
対策の明示などを盛り込んだ修正案を採決することで合意。蓮舫氏が8日の
記者会見で、廃案にして再提出を要求した攻めの姿勢は消えうせていた。
民進党の「変節」に他の野党は不満を募らせている。
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★民進、内閣不信任決議案提出へ 野党3党と共同歩調調整
民進、共産、社民、自由の4野党は14日午前、国会内で幹事長・書記局長
会談を開き、安倍内閣不信任決議案を同日に大島理森衆院議長に共同提出
する方針を決めた。民進はまた、同日午前、参院で伊達忠一議長への不信任
決議案を単独で提出した。一方、与党側は公的年金の支給額を賃金に合わせて
下げる新ルールを盛り込んだ年金制度改革法案、カジノを含む統合型リゾート(IR)
の整備を政府に促す議員立法「カジノ解禁法案」の2法案を14日の参院本会議で
可決させる方針で、与野党間の駆け引きが続いている。
民進の蓮舫代表は14日午前の参院議員総会で、「立法府の品格をかけ、
(カジノ解禁法案の)廃案への道筋を付けていきたい」とあいさつした。
民進は内閣不信任案以外にも衆院で菅義偉官房長官や石井啓一国交相ら
への不信任決議案の提出を検討している。
ただ、カジノ解禁法案をめぐり、参院民進は13日、参院自民が修正案を提示
したことを高く評価し、参院内閣委員会での法案採決を一転して容認した経緯がある。
共産はいったん採決を容認しながら、翌日になって不信任決議案の乱発で抵抗しよう
とする民進のちぐはぐな対応に不信感を募らせており、内閣不信任決議案以外の
不信任決議案提出には慎重な態度だ。
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