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★トランプ氏、台湾総統と電話会談 米国と断交以来初めて
ワシントン=峯村健司、台北=鵜飼啓2016年12月3日10時20分
トランプ次期米大統領は2日、台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統と電話会談した。
政権移行チームが明らかにした。米外交筋によると、1979年の米中国交正常化に
伴って米国と台湾が断交して以来、米国の大統領や次期大統領が、台湾総統と
電話会談をしたことが公になることは初めて。
台湾と外交関係がない米国はこれまで、高官が台湾トップと会談することを控えてきた。
中国政府は台湾を国家として認めておらず、中国大陸と台湾がともに「中国」に属する
という「一つの中国」原則の順守を求めており、強く反発するのは必至だ。
トランプ氏は2日のツイッターで、蔡氏を「台湾総統」と呼び、「私の当選祝いのために
電話をくれた。ありがとう」と書き込んだ。「私に電話した」という部分が大文字で記されており、
蔡氏からの申し出であったことを強調したかったとみられる。
政権移行チームによると、会談では、蔡氏からトランプ氏に対して当選への祝辞を伝えた。
トランプ氏も今年5月に総統に就任した蔡氏を祝った。その上で、両者は「経済、政治、
安全保障での緊密な関係が台湾と米国の間にある」と確認し合った。
台湾総統府によると、会談は10分余り。アジア地域の情勢のほか、米台関係の将来に
ついて意見交換をしたという。
中台関係の「現状維持」を唱える独立志向の蔡政権に対して、中国側は「台湾独立の
動きを断固抑え込む」(習近平(シーチンピン)国家主席)として、圧力を強めてきた。
トランプ氏が大統領就任前とは言え、蔡氏と電話会談したことで、次期政権と中国との
関係が緊張する可能性がある。
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