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2016.12.3 01:00
★【月刊正論12月号】「南京大虐殺」を世界遺産にしたユネスコ事務局長のトンデモない経歴 ミロスラフ・マリノフ(ジャーナリスト)
2009年、ボコバのユネスコ事務局長就任のニュースは多くのブルガリア人を憤慨させた。
独立系の報道機関は次のように指摘した。「ボコバのキャリアの成功は彼女がその残忍性を
決して否定したことのない、共産主義によるところが大きい。そのことをブルガリア国民に思い出させた。
共産主義の原則は体制が崩壊し社会党政権へと移行してもブルガリア国民は苦しい生活を
強いられてきたのである」。また、あるコメンテーターは「1970年代から共産主義国の影響を強く
受けている腐敗したユネスコのトップにボコバはふさわしい」と皮肉った。まさに「類は友を呼ぶ」ということである。
ボコバのもとで、ユネスコはますます政治的になり、不健全な運営が見られるようになったのではないだろうか。
2011年、ユネスコはパレスチナという国家が存在しないにもかかわらず、パレスチナ自治区の加盟を認めた。
これを受けて、米国はユネスコへの供出金を即座に停止した。2015年、イスラエルの首都であるエルサレムの
「神殿の丘」の管理をめぐり、アラブ諸国主導でイスラエルを批判する決議案を採択した。
ここはもともとユダヤ人が住んでいた土地であり、1967年までエルサレムの半分はヨルダンが支配していた。
そして1948年から1967年、ヨルダンの支配下で多くのユダヤ教礼拝堂、墓地が破壊されたのだ。
URLリンク(www.sankei.com)
イスラエルだけでなく、日本もユネスコの「世界の記憶(記憶遺産)」を通して非難されるべき国として
ターゲットになっているようにみえる。「世界の記憶」の本来の目的は、歴史的記録物を保全し、
一般人に広く公開することだが、ユネスコによってこの目的が捻じ曲げられ、ひどい方向に向かっているのではないか。
2015年、ユネスコは中国の「南京虐殺」の記録を登録した。南京虐殺については日中で激しい
議論の的になっているにもかかわらずである。歴史の真実は歴史家によって議論されるべきであるが、
ユネスコは歴史家よりも先を行き、不必要な議論を引き起こす元凶になっているのではないか。
中国が登録申請した文書の内容は非公開で、日本はその詳細を確認することが許されなかった。
サウス・チャイナ・モーニングポストは、「登録に強く反発した馳浩文科省大臣はボコバと会談をして、
日本国内からは分担金供出の停止または減額の声が出ている」と報じた。日本はユネスコに
申請書類やプロセスの中立性や透明性を求めたのである。日本の要求は当然であろう。
同紙はまた、テンプル大学のジェフ・キングストン教授の「日本は南京虐殺資料の申請を非難し、
同時にシベリア抑留資料を申請したのは偽善である」というコメントを伝えた。
しかし、第二次世界大戦後に日本人がシベリアに抑留されたのは議論の余地がない事実であり、
「南京虐殺」とはまったく違う。シベリア抑留の事実は誰も否定できまい。
「南京虐殺」文書の申請には頭をひねってしまう。仮にユネスコのロジックに従うならば、もっと多くの
文書記録が登録されるべきだろう。1945年の英米軍によるドレスデン爆撃では推定2万5000人
以上の一般市民が犠牲になった。広島と長崎への原爆投下や中国によるチベット人虐殺も申請
するべきではないか。1500万人が餓死したとされる毛沢東による大躍進政策や、1989年の
天安門事件は申請に値しないのか。このような歴史的イベントの申請に対してイギリスやアメリカ、
中国はどう反応するのだろうか。
日本人は、ユネスコという国際機関を通して中国や韓国の格好の標的となっており、
不当な扱いを受けていることをしっかりと認識すべきである。また中国のメディアは日本が、
200人以上の日本人が中国人に惨殺された通州事件を申請して反撃に出たと報じた。
「新しい歴史教科書をつくる会」が5月に「通州事件・チベット侵略」と「慰安婦と日本軍規律に
関する文書」資料を、ユネスコ記憶遺産に登録申請したと発表した。これは大きな一歩であり、
日本人が一丸となって支援すべき活動であろう。>>2へ
URLリンク(www.sankei.com)