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★長野に大麻コミュニティー、２７～６４歳男女２２人を逮捕 １万６０００回分押収
2016年11月26日6時0分 スポーツ報知
大麻を隠し持っていたとして、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部と神奈川、
長野両県警などは２５日までに、大麻取締法違反容疑で長野県内の限界集落や
静岡県に住む２７～６４歳の男女計２２人を逮捕した。うち９人の自宅などから
乾燥大麻計約８キロと大麻草７本を押収した。２２人は日本各地から長野県内に移住し、
緩やかな「大麻コミュニティー」を形成。グループで大麻を乱用していたとみられる。
大麻という共通の「目的」のために長野県内に集まっていたとみられる２２人が、
一斉に摘発された。
逮捕容疑は２３日や２４日、それぞれの自宅で乾燥大麻などを所持するなどした疑い。
押収されたのは少なくとも乾燥大麻計約８キロと大麻草７本。大麻を吸う場合、
１回の使用量は０・５グラムとされており、押収量は約１万６０００回分にあたる。
逮捕されたのは、長野県池田町の林業・荒田裕容疑者（４８）と妻の久子容疑者（３６）、
同県大町市の自営業・衣笠秀喜容疑者（４８）と妻の朱美容疑者（４５）ら２７～６４歳の２２人。
池田町に９人、大町市に１１人が居住し、２人は静岡県湖西市に転居していた。
衣笠容疑者夫妻ら１１人は容疑を認め、荒田容疑者夫妻ら１１人は否認か一部否認している。
麻薬取締部によると、２２人は長野県内外から過疎の限界集落に移住。
周辺で音楽イベントなどを主催するなどして「大麻コミュニティー」を形成し、
大麻を栽培・所持し乱用していたとみている。
同部では各容疑者の関係性や大麻の譲り渡しの有無、入手ルートなどについて捜査を進める。
薬物問題に詳しい小森榮弁護士は「２２人の大がかりな一斉逮捕は、極めて珍しい」と指摘。
集団化について「押収された大麻草の大きさを見ると、屋外で栽培していたとみられます。
押収量からすると、栽培にはある程度の人数が必要ですし、大麻は一般的に集団で
使用することが多いということもあります」と説明した。
URLﾘﾝｸ(www.hochi.co.jp)
逮捕された２２人の自宅などから押収された乾燥大麻（関東信越厚生局麻薬取締部提供）
URLﾘﾝｸ(www.hochi.co.jp)