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2016.11.25 23:01
★反原発の自縄自縛 鹿児島知事の三反園訓氏 窮地に陥る公算 公約の検討委の実現不透明
鹿児島県の三反園(みたぞの)訓(さとし)知事が、28日に開会する定例県議会で、窮地に陥りそうだ。
補正予算案に、九州電力川内原発(同県薩摩川内市)の安全性を検証する「原子力問題検討委員会(仮称)」
の設置費用を盛り込むが、委員の名前を明らかにしていない。議員側は「メンバーが分からない中で、賛成はできない」
と反発する。三反園氏が選挙公約に掲げた委員会が実現するか、不透明な情勢だ。(九州総局高瀬真由子)
「おかしいじゃないか。なぜ委員の名前を出せないんだ」
今月21日、県による施策の説明の場で、議員から不満が噴出した。
定例県議会で、県側は委員会設置に関わる300万円を盛り込んだ補正予算案を提出する。
設置は三反園氏が7月の知事選で公約としていた。
県によると、委員会は原発問題について技術的・専門的見地から意見、助言を得ることを目的とする。
こうした委員会は、原発が立地する他県にもある。
ただ、三反園氏は反原発団体の支持も得て当選し、就任後、九電に対して2度にわたり川内原発の
即時停止を要請した。この経緯から、委員の人選が焦点となっている。
県によるとメンバーは12人で、ほぼ人選は終えたという。
それでも「議会の議論を踏まえる必要がある」などとして、名前は公表していない。
最大会派の自民党県議団は猛反発する。
URLリンク(www.sankei.com)
「人選を含め中身を吟味しないと賛成できない」「単にマニフェスト実現のためなら、(委員会は)必要ない」
自民党県議団は、「反原発派」が委員会の多数を占める事態を危惧する。
堀之内芳平会長は「原発について、これまで県議会で議論してきた経緯を踏まえると、
設置自体に否定的な議員も多い」と述べた。
三反園氏への反発は、自民党に限らない。
県知事選で三反園氏を支持した第2会派、県民連合の柳誠子会長も「人選を出さないのは許されない。
多様な意見を聞くために、推進派と慎重派の両方がバランスよく入らなければいけない」と主張した。
県側は25日にも、議員にに議案説明をしたが、そこでもメンバーの名前は明らかにしなかった。
■プレッシャー
なぜ名前を公表できないのか。
関係者によると、委員の多くは専門的知見を持ち、原発稼働に理解がある有識者で構成される見通し。
ある県議は「稼働容認の委員が多ければ、選挙で三反園氏を支援した反原発団体が、
抗議してつぶそうとするだろう。それを懸念しているのではないか」と推察した。
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三反園氏を支持した反原発団体は、原発停止を目指して、知事就任後も三反園氏に度々要望を行い、
プレッシャーをかける。
三反園氏は公約で原発停止に触れ、反対派の票を得た。
しかし、原発を止める権限は知事になく、事態は動かなかった。
その中で、三反園氏は原発について、現実路線に舵を切りつつある。
今月11日に行った川内原発の視察終了後、三反園氏は記者団の取材に答えた。
そこで川内原発への対応を繰り返し質問されたが、三反園氏は、原発「停止」の必要性に言及しなかった。
10月にあった自民党県議団執行部との協議では、原発に関する考え方について「自民党と方向性が同じ」と語ったという。
自民党は、原発は重要なベースロード電源と位置づける。
「自民党と同じ」ならば、反原発団体からすれば、「話が違う」ということになる。
県民連合は、この発言について「今度の議会で問いただす」と憤りを隠さない。
■自縄自縛
定期検査中の川内原発1号機は12月8日ごろに原子炉を起動する。
予算案の採決は県議会最終日の同16日の予定で、委員会設置は、起動日には間に合わないことが確実視される。
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三反園氏は川内原発視察後、「どういう形の中で原発に向き合っていくか、みなさんにお伝えしたい」と語った。
ただ、川内1号機が起動する12月8日までに考えを語るかは分からないという。
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