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2016.11.19 07:08
★日本語学校不法就労助長 理事長指示で裏帳簿 入管局対策、複数の派遣会社と契約
■留学生から高額寮費を徴収
日本語学校「東日本国際アカデミー」(栃木県足利市)を巡る不法就労助長事件で、
同校理事長の前原卓哉容疑者(47)=館林市本町=が同校に通う留学生の
不法就労の実態を隠蔽するため、学校職員に指示して裏帳簿を作成させていたことが18日、
捜査関係者への取材で分かった。福岡県で同様な事件が発覚した今年1月以降、
新たに複数の派遣会社を使って留学生を働かせていたことも判明、前原容疑者は
「入国管理局対策だった」と供述しているという。
捜査関係者によると、前原容疑者は入国管理局の審査対策として留学生の就労状況などを
記録した2つの帳簿の作成を指示。同局向けの書面には時給単価を高く改竄(かいざん)し、
就労時間を入管難民法で認められる週28時間以内に抑えていた。前原容疑者とともに
入管難民法違反(資格外活動)容疑で8日に逮捕されたベトナム人留学生2人は、
週40時間以上就労していた。
同校留学生によると、全学生62人(7月現在)のうち少なくとも7割以上が同校の
斡旋(あっせん)で人材派遣会社を通じ就労していたという。
関係者によると、派遣先は梱包(こんぽう)作業を行う倉庫、クリーニング工場、食肉処理工場、
食品加工会社など4カ所以上。日本語が不十分なため単純作業が中心で、ミャンマー人留学生
(24)は時給900円で1日約5時間、週5回クリーニング工場で働き、給料約9万円から家賃
約3万円、授業料5万4千円を差し引かれているという。
寮として貸し出されるアパートの間取りは2DKで、留学生は3人から6人で共有。
アパートの大家によると、2DKの家賃は月額4万円前後で、仮に6人から家賃3万円を
徴収した場合、一部屋につき10万円以上が支払い超過となる。
留学生は、前原容疑者が事実上“ワンマン経営”する「東毛テクノサービス」(館林市)から、
就労先を斡旋されていた。ところが1月、福岡県直方市の日本語学校経営者らが留学生に
長時間の不法就労を助長したとして逮捕される事件が発生、その後、前原容疑者は新たに
複数の派遣会社と契約したという。発覚を逃れるためとみられる。
1年前に来日したという留学生は「日本語も英語も話せず友達もいない。みんな(学校を)辞めたい、
仕事も辞めたい」と語った。
URLリンク(www.sankei.com)