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★＜不正引き出し＞４容疑者逮捕 「偽造銀聯」でＡＴＭから
11:54毎日新聞
中国の決済カード「銀聯（ぎんれん）カード」の偽造カードで現金を引き出したとして、
警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は１７日、台湾籍の無職、陳政憲容疑者（２２）を
窃盗容疑などで逮捕したと発表した。これまで他に台湾籍の男３人も逮捕しており、
東京都内で１６００万円以上が引き出されているという。同隊は海外の犯罪組織が関与し、
他にも多額の不正引き出しが行われた可能性があるとみて調べている。
陳容疑者の逮捕容疑は１０月２５日、東京都品川区の銀行の現金自動受払機（ＡＴＭ）で、
偽造された銀聯カード３枚を使って４５万円を不正に引き出したとしている。容疑を認めているという。
同隊によると、これまでに逮捕された４人に面識はなく、いずれも短期ビザで入国。
「台湾で知人に金を引き出す仕事に誘われて来日した。日本で台湾人からカードを渡され、
引き出した金はこの台湾人に渡す予定だった。報酬３０万円くらいをもらうことになっていた」
などと供述しているという。
４人は偽造カードや他人名義のカードで、銀行の預金口座から代金が即時に引き落とされる
デビットカードの機能を使っていた。同隊は偽造カード約１３０枚と他人名義のカード約７０枚を
押収したが、いずれも安全性の高いＩＣチップを埋め込んだものではなく、磁気テープを使った
カードだった。カードの裏に暗証番号が書かれていた。
今年の春以降、都内各地の銀行やコンビニのＡＴＭで銀聯カードを使った現金の不正引き出しが
多数確認されているという。
銀聯カードは中国の決済サービス会社「中国銀聯」に加盟する中国の金融機関が発行するカードで
発行枚数は約５８億枚に上る。
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