16/11/17 15:33:30.62
★ロシア、国際刑事裁判所からの離脱を表明
2016.11.17 Thu posted at 09:48 JST
(CNN) ロシア外務省は16日、プーチン大統領が署名した大統領令に
基づいて国際刑事裁判所(ICC)から離脱すると表明した。
ロシア外務省はICCについて「真に独立した権限を持つ国際法廷になるという
期待に応えられなかった」として効力のなさを批判。「設置されてから14年の間に
10億ドル以上をかけてわずか4件の判決しか言い渡さなかった」と指摘した。
さらに隣国グルジアとの間で2008年に起きた紛争への対応も批判して、
「このような状況でICCを信頼することは到底できない」とした。
ICCはこれに先立つ14日に発表した報告書で、ロシアによるウクライナの
クリミア半島併合について「事実上の占領状態」に該当するとの判断を示した。
さらにフランスのオランド大統領は先月、ロシアがシリアで戦争犯罪を犯していると述べ、
ICCで罪を問う必要があると発言していた。
ICCの広報はロシアの離脱表明について、「各国の主権を尊重する」としている。
ロシアの法務情報局によると、同国はICCの設置を定めた「ローマ規定」に2000年に
署名したが、批准はしていなかった。ローマ規定は123カ国が批准している。
URLリンク(www.cnn.co.jp)
★国際刑事裁判所から脱退相次ぐ 裁判所の信用低下に懸念
11月17日 6時14分
戦争犯罪などを裁く国際刑事裁判所からアフリカ各国の脱退表明が相次ぐなか、
加盟国の総会が開かれ、訴訟がアフリカに偏り過ぎているという批判が上がる一方、
裁判所の信用が低下することに懸念が広がっています。
オランダのハーグにある国際刑事裁判所は、戦争犯罪や人道に対する罪などを裁く
唯一の常設の裁判所で、現在、日本を含む124か国が加盟しています。
ところが、先月、スーダンのバシール大統領の逮捕に応じなかったことで批判を受けた
南アフリカに続き、ブルンジも国内の政争に絡む殺人や弾圧について裁判所が捜査に
乗り出したことに反発して脱退手続きを始めました。
さらに、ガンビアも脱退を表明しています。
16日からハーグで始まった加盟国の年次総会で、南アフリカのマスサ法相は、
裁判所の訴訟案件がアフリカに偏り過ぎていると批判したうえで、「アフリカ各国の不信感を
除かないかぎり、公正な裁判所としての信頼を取り戻すことはできない」と述べました。
総会の議長を務めたセネガルのカバ法相は「脱退表明した国には思いとどまってほしい。
戦争犯罪が繰り返さないよう1国1国の協力が重要なのだ」と述べて、加盟国の結束を求めました。
脱退表明が相次ぐ背景には、自国が捜査や審理の対象になるのを避ける狙いがあるという
指摘もあがっていて、今後、脱退がさらに増えれば、裁判所の信用や影響力が低下しかねない
という懸念が広がっています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)