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★インターポール新総裁に中国公安省次官 人権団体は懸念
ジャカルタ=古谷祐伸2016年11月10日22時27分
国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)は10日、インドネシア・バリ島で
閉幕した年次総会で、中国公安省の孟宏偉次官を新総裁に選んだ。任期はこの日から
4年間。中国人がトップに就くのは、同国の1984年の加盟以来初めて。
来年の総会も中国で開かれる。孟氏は「世界的な治安は今、第2次世界大戦以来
もっとも深刻。国際的な警察協力へ貢献を続けつつ、現状に合わせて刷新もすべきだ」と述べた。
一方で、国際人権団体からは「中国は自国の国外逃亡犯の逮捕のためにICPOを
使おうとしてきた経緯がある」として、懸念が出ている。
URLリンク(www.asahi.com)
★インターポール総裁に初の中国人 人権団体は「悪用」懸念
2016年11月10日 20:54 発信地:ヌサドゥア/インドネシア
国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(AmnestyInternational)の
中国研究員、ウィリアム・ニー(WilliamNee)氏はAFPに「不安なのは、中国が長い間、
国外の反体制派や亡命者を拘束するためにインターポールを利用してきたことだ」と語る。
「われわれは、中国がウイグル人の反体制派を標的にして、インタポールのシステムを
悪用したと思われる過去の事例を調査したことがある。彼らウイグル人は、私たちの知る
限り国際的な基準では何ら罪を犯していない人々だった」
中国・新疆ウイグル自治区(XinjiangUighurAutonomousRegion)に暮らす、大半が
イスラム教徒の少数民族ウイグル人は長い間、中国当局から宗教的・文化的弾圧を受けてきた
と非難してきた。ウイグル人の多くは近年、中国を逃れ、中央・東南アジアに移住している。
また中国は、汚職高官ら知能犯を追跡する秘密の活動「キツネ狩り作戦」を行っており、
これまでに多数の容疑者を拘束してきた。だがこの作戦をめぐっては、中国の捜査員が外国で、
地元当局の承認を得ずに極秘に活動しているとして、一部の国から批判の声が上がっていた。
ニー氏は、中国の高官がインターポールのトップになることは、この活動を後押しすることに
つながるかもしれないと語った。
URLリンク(www.afpbb.com)