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2016.11.5 18:00
★【今週の注目記事】“ゴマスリ”が裏目に? 韓国次期大統領有力候補、潘基文事務総長の支持率も下落
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)氏による国政介入疑惑を受け、
次期大統領の最有力候補と目されていた国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長の支持率が
約1カ月前と比べて急落していることが分かった。韓国紙、中央日報(日本語電子版)などが報じた。
朴氏に近い後継候補とのイメージが影響したためと分析されている。
同紙は、世論調査会社、リアルメーターが10月31日に公開した週間調査(10月24~28日)の
結果を紹介。それによると、潘氏の支持率は20・9%、野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)
前代表は20・3%だった。
9月第4週時点の調査では、潘氏は26・8%、文前代表18・4%で、
潘氏の支持率はこの1カ月の間に6・5ポイントも下落。対照的に文前代表は1・9ポイント上昇した。
同紙は、与党セヌリ党の支持率も1カ月前の33・0%から25・7%へ下落したものの、
同党内の非朴(朴槿恵)派候補の支持率には大きな変化がなかったことも指摘しており、
朴氏や朴氏に近いとされる人物への国民の強い不信がうかがえる。
URLリンク(www.sankei.com)
リアルメーターのクォン・スンジョン調査分析室長は同紙に「与党候補と認識された潘事務総長の
支持率が打撃を受けている」と指摘。「有力な親朴派候補がいない状況は、非朴派の与党候補に
好機になるかもしれない」と予測している。
朝鮮日報(同)も潘氏の支持率下落には「崔順実氏問題」が影響しているとする記事を掲載した。
潘氏が朴氏と近いというイメージはなぜ持たれているのか?
国連総会出席などのため米ニューヨークを訪問した朴氏を潘氏が毎回手厚くもてなしていたことが
よく知られているからだ。
総会に関連した複数の会合に2人そろって登壇したり、事務総長公邸にも招いた。
他の加盟国の大使らからは「自分の出身国の首脳を特別扱いするのは、全加盟国への公平さが
求められる事務総長として疑問」「帰国後のことを考え、朴氏にゴマをすっているように見える」との
批判たびたびあがっていた。
その潘氏は、10月末にニューヨークを訪問した忠清南道議会のイ・オング議長に
「(国政介入疑惑は)残念で非常に心配だ」「一日も早く事態が収束し、国が正常化することを願う」
などとコメントしていたという。
URLリンク(www.sankei.com)