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★民主化のミャンマー 難民の第一陣が帰国果たす
10月27日 4時29分
ミャンマーで長く続いた軍事政権時代に弾圧から逃れるため、隣国のタイに身を寄せていた
難民たちが、母国の民主化の進展を受けて帰国することになり、２６日その第一陣が国境を越え、
帰国を果たしました。
ミャンマーでは、軍事政権時代の弾圧や内戦によって１０万人を超える人々が難民となり、
国連機関やＮＧＯの支援を受けて、隣国のタイで暮らしてきました。ことし３月、
アウン・サン・スー・チー氏が、事実上率いる民主化勢力による政権が誕生したことを受け、
帰国を望む難民たちの帰還事業が始まり、２６日第一陣の６５人が、タイ西部ターク県にある
難民キャンプを出て、国境にかかる橋を越えて、ミャンマーに帰国を果たしました。
ミャンマー政府は、帰国した人たちを一時的に受け入れる施設を用意していて、入居した家族は、
ようやくたどり着いた母国で安どの表情を見せていました。ただ、多くの難民たちにとって、
帰国後にどう生計を立てるかが大きな課題となっているほか、少数民族の武装勢力とミャンマー軍
との間で散発的な戦闘が続いている地域もあり、帰国が本格化するにはまだ相当の時間がかかりそうです。
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