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★葛飾北斎の新たな絵画か オランダの博物館が所蔵
10月22日 4時39分
日本に西洋医学を伝えたドイツ人医師、シーボルトが持ち帰りオランダの博物館が
所蔵していた絵画が、江戸時代を代表する浮世絵師、葛飾北斎が西洋の技法を
使って描いたものである可能性が高いことが分かり、北斎を研究するうえで貴重な
資料として注目されています。
この絵画は、オランダのライデン国立民族学博物館が所蔵していた6点で、
長崎を拠点に日本に西洋医学を伝えたドイツ人医師、シーボルトが持ち帰った
コレクションに含まれていました。
これまで作者が分かっていませんでしたが、北斎研究で知られるライデン国立民族学
博物館のマティ・フォラーシニア研究員などのチームが、シーボルトの子孫が所蔵して
いた目録と照らし合わせたところ、「北斎が我々のスタイルで描いたもの」という記述が
見つかり、北斎の作品である可能性が高いことがわかりました。
6点のうち5点は、和紙に、日本橋や品川など江戸の町並みが、遠近法など、
浮世絵とは異なる西洋の技法を使って水彩で描かれていて、北斎が西洋の技法を
理解していたことを示す資料ではないかとして注目されています。
マティ・フォラーシニア研究員は「当初は西洋人が描いたものと考えていましたが、
シーボルトの目録を見て本当に北斎が描いたのかと非常に驚きました」と話しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
葛飾北斎が洋画の技法を取り入れて江戸の日本橋を描いた肉筆画(ライデン国立民族学博物館所蔵)
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)
永代橋から江戸の港と町を望む。シーボルトの著書『NIPPON』より
URLリンク(i.huffpost.com)