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★法相が「国籍法違反」と見解 蓮舫氏に議員資格喪失の危機
日刊ゲンダイDIGITAL / 2016年10月19日 15時2分
民進党の蓮舫代表(48)がまたピンチか─―。台湾との二重国籍問題に関し、
蓮舫氏は先週末、「行政指導があったので今月7日、戸籍法104条にのっとって
日本国籍の選択宣言をしました」と明らかにした。その際、「法定代理人を含めて
やりとりし、法務省から(国籍法)違反に当たらないとの考え方を文書で頂いた」
とも強調していた。
ところが、である。18日、金田勝年法相は閣議後の記者会見で“一般論”と
前置きしながらこう言ったのだ。
「法律の定める期限後に届け出を行った場合、それまでの間は国籍法に違反していたことになる」
国籍法は、未成年の時に二重国籍だった人は22歳までに国籍を選択するよう義務付けているが、
蓮舫氏が手続きを完了したのは今月に入ってから。つまり、7月の参院選時は国籍法違反だったということになってしまう。
この法相見解は今後、国会で大問題になる可能性がある。
蓮舫氏の「議員の資格」まで問われることになりかねない。
国会議員の資格は憲法44条で「法律でこれを定める」とされ、公職選挙法で
「日本国民が被選挙権を持つ」と定められている。問題は、国籍法に違反していたことが、
この資格要件に抵触しているかどうか、であるが、「二重国籍とはいえ日本国籍を有していたから
『是』」とする考えと、「国籍法に違反していたから『否』」とする考えで、解釈の分かれるところだ。
■憲法55条で争われる可能性
で、そういう時のために「憲法55条 議員の資格争訟」がある。〈両議院は、各々その議員の資格に
関する争訟を裁判する。但し、議員の議席を失はせるには、出席議員の三分の二以上の多数による
議決を必要とする〉というもので、蓮舫氏のケースでは、参議院が審理・判断することになるのだ。
つまり、自公や維新などが実際に争訟に持ち込み、採決で3分の2の可決となったら、
蓮舫氏は議員資格を剥奪されてしまう恐れがあるのである。
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