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★ドン率いる自民党都議団に使途不明の7500万円
2016.10.12 16:00
都議会自民党に、自民党東京都連から3年間で約7500万円が寄附された後、
使途が公表されていないことがわかった。
「自民党東京都支部連合会」(都連)の政治資金収支報告書によれば、
「東京都議会自由民主党」あてに、「組織対策費」として次の寄附がなされている。
「東京都議会自由民主党」の所在地は、西新宿にある都議会議事堂の住所と同じ。
だが、同団体は、政治団体として登録されておらず、政治資金収支報告書を提出して
いないため、約7500万円の使途は一切明らかになっていない。
都議会自民党は、「都議会自由民主党」なる政治団体を持っており、
政治資金収支報告書も公表され、都連との寄附のやり取りも記載されている。
ところが、「東京」が付け加わっただけの組織に寄附することで、公表義務を逃れていることになる。
都連の会計責任者、比留間敏夫元都議会議長に尋ねたところ、こう答えた。
「私は(お金の)処理なんかやってないから、それは分かりませんね。
(年に一回)会計報告するだけだから。事務局がやっている」
一方、都議会自民党事務局の担当者は次のように説明する。
「二つの団体の実態は同じです。この7500万円は定例会の前などに組織対策のために
(都連から)もらっているもの。(『東京都議会自由民主党』は政治団体ではないので)
収支報告の必要はありません」
神戸学院大の上脇博之教授はこう指摘する。
「両団体が実態上同じであれば、政治資金である以上、一方の団体だけ収支報告に記載し、
他方を記載しないのは、政治資金規正法違反の不記載罪にあたります。
これでは、この約7500万円は内田氏らの“裏金”と言われても仕方ありません。
都連には党本部を経由して、税金が原資の政党助成金が流れ込んでいる。
都議団の説明責任が求められます」
都議会自民党が今後、この“ブラックボックス・マネー”にどのような説明をするのか、注目される。
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自民党都議団に巨額マネーが
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