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2016.10.8 20:55
★【東京五輪】五輪フラッグツアー 米軍統治下だった小笠原村、前回大会から半世紀 島民万感の思い「ようこそ！小笠原へ」
半世紀を経て、五輪の象徴が届けられた。１９６４（昭和３９）年の東京五輪開催時は
米軍統治下だったため聖火リレーのルートに入らなかった小笠原諸島（東京都小笠原村）。
小池百合子知事は次の東京大会に向け「オール東京」の機運を醸成するため、
この地でのフラッグツアーの旗揚げを自らの手で執り行った。
「小笠原村にとっては初めての五輪・パラリンピックになる。旗を皆さまにお披露目する、
まさしく“旗振り役”として来た」
イベントでこう話した小池氏は８日、硫黄島を経由して小笠原諸島・父島に上陸。
小笠原への訪問は初めてで、五輪マークの青・黄・黒・緑・赤の５色の服を着た
地元の子供ら約３０人が「ようこそ！小笠原へ」と書かれた横断幕を持って出迎えると、
小池氏は一人一人と笑顔で握手を交わした。
日本本土から約１千キロ離れた小笠原諸島は先の大戦後、米軍の統治下に置かれ、
６８（同４３）年に返還された。小笠原諸島をフラッグツアーの出発点にする計画は都庁内で練られ、
小池氏も「オール東京で五輪を盛り上げたい」と自ら足を運ぶことを即断した。
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小池氏は７月の知事選の際も八丈島の視察を行うなど、離島振興重視の姿勢をアピール。
小笠原諸島の住民たちが悲願とする本土との航空路の開設についても今月４日の都議会で
「自ら現地に赴き、島内の状況をしっかり確認する」と答弁した。フラッグツアーの出発点となった
小笠原諸島は離島振興の試金石にもなりそうだ。
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地元の中学生に五輪旗を手渡す小池百合子知事（左）＝８日、東京都小笠原村（石野哲郎撮影）
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関連Twitter
小池百合子 @ecoyuri
硫黄島には東京都が建立した慰霊碑があります。献花をし、手を合わせました。
遺骨収集団の皆さんとともに。
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16:57 - 2016年10月8日
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