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★【東京】沖縄問題テーマに憲法ミュージカル 来年５月、立川とさいたま市
2016年10月6日
憲法の価値を知り、国のあり方を考えるきっかけにしてもらおうと、来年５月に立川市と
さいたま市で市民ミュージカルが上演されることになった。企画した弁護士らによる
「埼玉×三多摩憲法ミュージカル実行委員会」が、出演者約１００人を募集している。（水谷孝司）
憲法ミュージカルは、ＰＫＯ法が十分な議論もないまま成立したことに疑問を感じた弁護士らが、
一九九三～二〇〇二年に埼玉県内で上演。〇七～〇九年には多摩地域で、沖縄、従軍慰安婦、
諫早湾干拓事業といったその時々の時事問題を題材にした作品を上演してきた。
それ以降は休止されていたが、国会などで改憲に向けた論議が進みつつある現状に対し、
当時の出演者らが再び集結。埼玉と多摩地域が連携して、市民参加のミュージカルを
復活させることが決まった。
弁護士の木村真実さんは「憲法ミュージカルで出演者がぶつかり、協力し合う姿に、
個人の尊厳や平等という憲法の価値を見いだしてきました」と語る。
今回は、〇七年に上演した「キジムナー」をリニューアルして、再び演目とする。
キジムナーは、沖縄でガジュマルの木にすむと伝えられる妖精で、その目を通して
沖縄の歴史などを見ることで戦争や平和、民主主義や地方自治の問題が浮かび上がってくるという。
公演は来年五月二十、二十一日がさいたま市、二十七日（午前、午後の二回）が立川市で、
計四回ある。オーディションは十二月四日に行う。応募資格は国籍、性別、経験は問わないが、
六歳以上で埼玉、多摩地域での全公演、練習に参加できることが条件。参加費一万円。
URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)