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★ヘイトスピーチ 在特会に賠償命じる 大阪地裁
9月27日 15時11分
ヘイトスピーチと呼ばれる民族差別をあおる街宣活動で名誉を傷つけられたとして
在日朝鮮人のフリーライターの女性が在特会=「在日特権を許さない市民の会」
などを訴えた裁判で、大阪地方裁判所は「限度を超えた侮辱で、差別を助長する
意図が明らかだ」として、在特会側に77万円の賠償を命じました。
東大阪市に住む在日朝鮮人のフリーライター、李信恵さん(45)は、3年前から
おととしにかけて、在特会の当時の会長に街頭でのヘイトスピーチで「反日記者」
と呼ばれたり、インターネット上で容姿を侮辱されたりして差別的な発言を
繰り返され名誉を傷つけられたとして、在特会と元会長に賠償を求める訴えを起こしました。
一方、在特会側は「互いに批判し合う表現者どうしの言論のやり取りで、賠償すべき
発言ではない」と主張していました。
27日の判決で、大阪地方裁判所の増森珠美裁判長は「人通りの多い繁華街などで原告の
容姿や人格を執ようにおとしめた。論評の域を逸脱した限度を超えた侮辱で、在日朝鮮人に
対する差別を助長する意図が明らかだ」と指摘し、在特会側に77万円の賠償を命じました。
原告の弁護士によりますと、ヘイトスピーチについて、個人が訴えた裁判で、
差別だと認められたのは初めてだということです。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)