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★首相 北朝鮮制裁強化へ議論主導の考え示す
9月22日 4時26分
安倍総理大臣は、日本時間の22日未明ニューヨークの国連本部で一般討論演説に臨み、
核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮を厳しく批判したうえで、国連安全保障
理事会が制裁強化を含む断固たる対応をとるために議論を主導する考えを表明しました。
安倍総理大臣は、ニューヨークで開かれている国連総会で日本時間の22日未明、
一般討論演説に臨みました。
安倍総理大臣は、演説の冒頭から北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返して
いることを取り上げ「北朝鮮は疑問をはさむ余地のない計画をわれわれの前で実行している。
その脅威はこれまでとおよそ異なる次元に達したと言うほかない」と指摘しました。
そのうえで安倍総理大臣は「われわれは既往に一線を画す対応をもって、これに応じなくてはならない。
力を結集し北朝鮮の計画をくじかなくてはならない。安全保障理事会が新次元の脅威に対し
明確な態度を示すべき時だ。日本は安保理の非常任理事国として議論を先導する」と述べ、
安保理が制裁強化を含む断固たる対応をとるために議論を主導する考えを表明しました。
また安倍総理大臣は、中国の海洋進出を念頭に「海洋における平和、安定、安全、ならびに
航行と上空飛行の自由は、国際社会の平和と繁栄の土台だ。争いごとがあれば法にもとづく
主張をし、力や威圧に頼らず、平和的に解決していくとする原則を、国際社会はあくまで堅持
しなければならない」と述べ、法の支配の徹底を呼びかけました。
そして演説の最後に、安倍総理大臣は、日本が目指す国連の安保理改革を取り上げ、
「アフリカやラテン・アメリカの国々は世界の政治でも、経済でもかつてない影響力を築いた。
しかし安保理では満足な代表を持てていない。安保理の改革はいま実行するのでなければ、
容易に10年、20年と先送りにされてしまう」と述べ、安保理改革の必要性を強調しました。
一般討論演説で、安倍総理大臣は例年、北朝鮮をめぐる問題に言及していますが、
それほど多くはありませんでした。今回の演説では、およそ半分を北朝鮮問題にあてており、
安倍総理大臣が強い危機感をもって演説に臨んだことがうかがえます。
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