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★地下空間の水から環境基準4割のヒ素検出、共産党都議団が公表…豊洲市場問題
2016年9月16日20時22分 スポーツ報知
東京都が築地市場(中央区)からの移転延期を決定した豊洲市場(江東区)の主要施設の
地下空間に水がたまっている問題で、14日に現地調査を行った共産党都議団が16日、
環境基準の4割のヒ素が検出されたと公表した。都議16人で水質を簡易検査したところ
「強アルカリ性」であることが判明したため、採取した水を民間の検査機関に提出していた。
都は、地下にたまっている水について、外部工事が終わっていない部分から侵入した
雨水の可能性を挙げていたが、有害物質を含む地下水である可能性が出てきた。
共産党都議団は14日午後、青果棟の地下空間を視察。同日には東京都も水質調査を行って
いたという。共産党都議団によると、都は「都が検査するので控えて欲しい」と独自調査に
難色を示したが、「複数の目で検査すべきだ」との主張に折れる形で鍵を開けたという。
清水都議によると、地下空間の底には平均7~8センチ、最大で15~16センチの深さの水が
たまっていた。酸性とアルカリ性の度合いを測ることができる「ペーハー(PH)試験紙」を
浸してみたところ、青色に変わり、強アルカリ性であることが判明した。
豊洲市場の土壌問題を調査している日本環境学会元会長の畑明郎氏は「ベンゼン、シアン、
六価クロムは検出されなかったが、ヒ素は、環境基準の4割が検出された。ヒ素は雨水に
含まれていないので、地下のたまり水が地下水由来であることを示すものである。
またベンゼン、シアンが、検出されなかったが、理由は地下水が長い間たまっており、
その間に蒸発した可能性がある。したがって今後、地下空間をはじめ建物内の空気を含めて、
継続的、全面的な調査が必要だ」と指摘した。
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