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★<米中首脳会談>オバマ氏、仲裁判決受諾促す
毎日新聞9月4日(日)1時20分配信
【杭州(中国)河津啓介】米国のオバマ大統領と中国の習近平国家主席は3日の
首脳会談で、安全保障や経済問題などで幅広く意見を交わした。米中首脳会談は
3月末にワシントンで開かれて以来。大統領報道官によると、オバマ氏は南シナ海での
中国の権益主張を退けた仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)の判決を「受け入れる重要性」を強調した。
オバマ氏は4日に杭州で開幕する主要20カ国・地域(G20)首脳会議のため3日に杭州入りした。
オバマ氏は会談で、中国の人権問題の改善を要求し、信教の自由を認めるよう求めた。
経済問題では、中国が鉄鋼やアルミの過剰生産を続けている問題について善処を求めた。
新華社通信によると、習氏は米韓が在韓米軍への配備で合意した地上配備型迎撃システム
「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」の配備に反対を表明し、中国の安全保障上の利益を
尊重するようオバマ氏に求めた。また、あらゆる形の台湾独立の動きを抑え込むと強調した。
一方、両首脳は北朝鮮の核・ミサイル開発に連携して対応していくことを再確認した。
習氏は会談冒頭、「オバマ氏とここで会えて非常にうれしい」と述べ、1972年2月、
電撃訪中をした当時のニクソン米大統領と中国の周恩来首相が同じ杭州で会談した
逸話を披露し、米中関係の歴史的なつながりを強調した。
さらに「オバマ氏とのこれまで7回の会談はすべて重要な共通認識に達することができた。
特に、我々は『新型大国関係』を共に目指し、多くの確かな成果を手にした」と呼びかけた。
これに対し、オバマ氏は「パリ協定に代表されるように、両国の協力は効果的な成果を生み出せる」と指摘。
朝鮮半島情勢や過激派組織「イスラム国」(IS)対応などで広範に議論を交わすことを呼びかけ、
任期満了を前に「私たちは次の政権のために強力な基礎を打ち立てなければならない」と主張した。
オバマ氏は「我々は中国が地球規模の貢献をすることを歓迎する」と述べたうえで「対立点を制御できれば、
両国関係が脅かされるのを避けられる。今回の会談でも対立点について率直に議論する」と表明した。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)