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記事入力 : 2016/08/18 10:03
★北朝鮮の駐英大使館のナンバー2が韓国に亡命
北朝鮮の駐英公使テ・ヨンホ氏(54)が家族を連れて先月韓国に亡命した。
韓国統一部(省に相当)が17日に明らかにした。テ公使は駐英大使館では
副大使とも呼ばれ、ナンバー2の立場にあった。1997年のチャン・スンギル
元エジプト駐在北朝鮮大使以来の大物外交官の亡命で、チャン氏は当時、
北朝鮮による中東へのミサイル売却関連情報を持って亡命している。
テ公使と共に亡命した妻のオ・ヘソン氏は、故・金日成(キム・イルソン)主席の
抗日パルチザン闘争の同志だった故・呉白竜(オ・ベクリョン)元国防委員会
副委員長の親戚に当たることも分かった。
統一部の鄭俊熙(チョン・ジュンヒ)報道官は会見で「先日英国駐在北朝鮮大使館の
テ・ヨンホ公使が妻子と共に韓国に入国し、韓国政府の保護下で亡命に必要な手続きを
行っている」と伝えた。脱北の動機について鄭報道官は「金正恩(キム・ジョンウン)体制への
嫌気、大韓民国の自由民主主義体制に対する憧れ、また子供や将来の問題などを
挙げていると聞いている」と説明した。また一部報道でテ公使の名前が混乱したが、
鄭報道官は「テ・ヨンホで間違いない」と明らかにした。
英国BBC放送などによると、テ公使は先月中旬に妻と2人の息子を連れて行方をくらました。
デンマーク生まれと伝えられる次男はこの時から学校に通わず、家族のソーシャル・ネット
ワーキング・サービス(SNS)や電話も全て途絶えた。テ公使は当初、米国など第三国への
亡命を目指していたが、最終的には韓国行きを決めたという。
平壌国際関係大学と北京外国語大学で学んだテ公使は、北朝鮮では西欧問題の
専門家として知られ、10年以上にわたり欧州で勤務。英国大使館には4年前に赴任していた。
英国政府によるロンドン駐在の外交官リストには、テ公使の職位は「公使」と記載されている。
駐英北朝鮮大使館では玄鶴峰(ヒョン・ハクポン)大使の次の地位に当たる。
テ公使は英国国内で北朝鮮体制の宣伝や、メディアに紹介された北朝鮮関連の報道を
チェックする業務などを担当してきた。英国のメディア関係者の間では、テ公使は平壌での
取材を申し込む際の窓口としても知られていた。テ公使は今年の夏に任期を終え、
平壌に戻る予定だったようだ。
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