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2016年 08月 10日 11:08 JST
★ベトナム、南シナ海の南沙諸島に移動式ロケット発射台を配備
[香港 10日 ロイター] - ベトナムが、領有権問題が生じている南シナ海の複数の島で
ひそかに武装化を進めている。複数の西側当局者によると、同海域で中国が設置した
滑走路や軍関係施設・設備を攻撃できる移動式のロケット発射台を新たに配備したという。
実効支配を進める中国との緊張が高まる可能性がある。
複数の外交筋や軍当局者が、情報機関が入手した情報として明らかにしたところによると、
ベトナムはここ数カ月間に、ロケット発射台を南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)の
5拠点に送った。発射台は空からは見えないようになっており、ミサイルはまだ設置されて
いないが、2─3日で態勢を整えることが可能という。
ベトナム外務省は、詳細には踏み込まず、情報は「不正確」と述べた。
6月、ベトナム国防省のNguyen Chi Vinh次官はロイターに対し、スプラトリー諸島に発射台や
武器を配備してはいないが、そのような措置を講じる権利はある、と語っていた。
ベトナム軍の戦略担当は、中国による滑走路建設やレーダー設置などにより、
ベトナム南部および島の防衛が脆弱になることを懸念。
軍事アナリストは、今回のベトナムの動きは、南シナ海における確固たる防衛強化が狙いとしている。
外交筋によると、ベトナムが配備した発射台は、最近イスラエルから購入した最新鋭のもの。
ただこれまでのところ、発射実験を行ったり、移動させたりした様子はないという。
URLリンク(jp.reuters.com)