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★＜菅官房長官＞基地問題と沖縄振興「リンク」
毎日新聞 8月4日(木)21時26分配信
菅義偉官房長官は４日の記者会見で、沖縄県の米軍普天間飛行場（宜野湾市）移設計画
など基地問題と沖縄振興策の関係について、「両課題を総合的に推進していくという
意味合いにおいて、リンクしているのではないか」と述べた。移設計画が進まなければ、
政府が支出する振興予算を減額する可能性を示唆したものとみられる。
一方で菅氏は、２０２１年度まで振興予算を３０００億円台とする政府の方針は維持する考えを示した。
政府と沖縄県はこれまで「基地と振興策はリンクしない」としてきた。
だが、菅氏は振興予算の支出根拠には、在日米軍基地が集中する「社会的事情」が含まれていると説明。
振興策には米軍から返還された基地の跡地利用が多く含まれることも指摘し、
「移設工事が進まなければ予算も少なくなるのは当然ではないか」と強調した。
菅氏の発言の背景には、辺野古移設を巡り対立する沖縄県の翁長雄志知事をけん制するとともに、
基地問題と振興を一体的に進め、地元経済界の理解を得る狙いがある。
政府高官は「建前はやめて、沖縄と本音で議論しようということだ」と語った。【高本耕太】
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