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独メルケル首相の「不都合な行動」が、ドイツとEUを滅ぼしつつある
2016年8月3日 4時30分 まぐまぐニュース
(中略)
日本でも最近、驚くべき凶悪犯罪が起こりましたが…。
ドイツでは、日本人ならびっくりするような事件が、1週間で4件(!)も起きている。
出身者は、シリア、アフガニスタン、イラン。難民、IS。
つまり、この1週間ドイツで殺された人たちは、ドイツ政府が「無秩序に難民を受け入れた」
ことの犠牲者と言えるのです。
これらの事件を受け、メルケルさんは、会見を行いました。ほぼすべての人が、
「難民とISの凶悪犯罪が続いているので、ドイツ国民の安全のために、難民受け入れを
制限せざるを得ない」と言うこと期待していた。ところが、実際は…。
亡命希望者による事件が相次いだドイツで、メルケル首相は28日、
難民受け入れ政策を転換するつもりはないと述べた。
(同上)
「難民政策を転換するつもりはない!」そうです。ドイツ国民が続々と殺されているのに、なぜ?
メルケル氏は攻撃犯たちが「自分たちを受け入れた国を辱めた」と批判しつつ、迫害や戦争を
逃れようとする人たちは保護される権利があると述べ、ドイツは保護されるべき人をかくまうという
「理念を堅持する」と強調した。
(同上)
「迫害や戦争を逃れようとする人たちは保護する」。人道的には、当たり前のことですね。
気になる言葉が入っています。「理念を堅持する」。
「これは私たちの歴史的な義務であり、グローバリゼーションの時代における歴史的な課題です。
ここ11カ月の間に私たちはすでに、実にたくさんの成果を出してきた」と首相は表明した。
(同上)
★難民大量受け入れは、「歴史的義務」だそうです。
どこからのリーダーが、「歴史的義務」とか言い始めたら、「要注意」です。
メルケルさんは、難民による犯罪、ISテロが多発し、ドイツ国民が続々と殺されている「事実」より、
「理念」
「歴史的義務」
を重視している。首相第1の役割は、「自国民の命と安全を守ること」なのでは?
これからする話、証拠はありません。しかし、ひょっとして、「メルケルさんは共産主義者で、
意図的にEUを破壊しているのでは?」という疑念すらわいてきます。私は池上彰さんと
佐藤優さんの対談本『大世界史』を読んでいました。この本のp122~p123にかけて、
メルケルさんの話があります。
メルケルさんのお父さんは、ルター派の牧師でした。故郷は、西ドイツのハンブルグだった。
60年代末、東西ドイツの行き来が難しくなり、メルケルさんのお父さんは、西ドイツに戻るか、
東ドイツにとどまるか選択を迫られます。牧師仲間はほとんど西ドイツに行きましたが、
メルケルさんのお父さんは東ドイツにどとまりました。それで、メルケルさんのお父さんは、
「共産主義体制に好意的だった」のであろうと。そして、佐藤さんから、こんな発言が出ています。
アメリカのCIAからすると、メルケルは、共産主義者で、「加入戦術」をやっているように見える。
(p122)
池上さんが、すかさず「加入戦術」の用語解説をします。
自分の思想を隠して組織に入り、やがて乗っ取ろうとする戦術ですね。
(同上)
そして、佐藤さんがアメリカ、CIAの意図を解説します。
メルケルは、東西ドイツ統一後にキリスト教民主同盟に入党したけれども、根っこでは東ドイツの
価値観が身についている。だからこそ、あえて反共的な党に入ったのではないか、と。
(p123)
CIAはメルケルさんに疑念を抱いているので、ある行動をしています。
池上「スノーデン事件で暴露されましたが、だからこそ、アメリカはメルケルの電話を盗聴していたのですね」
佐藤「アメリカは、理由なしに盗聴をしません。何らかの疑念がもたれていることは間違いない。
単にドイツの首相だから盗聴したのではなく、米国は、メルケル個人の来歴に疑念を抱いていると思います」
(同上)
なるほど~。メルケルさんは、共産主義者なのでしょうか?だから、崩壊した共産東ドイツの
復讐をしているのでしょうか?だから、共産主義陣営を崩壊させた西欧に復讐しているのでしょうか?
それとも、ただの「優しすぎるおばさん」なのでしょうか?
はっきりわかりませんが、確実に言えることは「メルケルさんの行動が、ドイツとEUを滅ぼしつつある」ということです。
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