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★米国、中国をWTOに提訴 銅・鉛など輸出関税「不当」
ワシントン=五十嵐大介2016年7月14日00時44分
米通商代表部(USTR)は13日、中国が航空機や自動車などに使う鉱物9種類に
不当な輸出関税をかけ、米国の産業に打撃を与えているとして、世界貿易機関
(WTO)に提訴したと発表した。米国は中国の鉄鋼製品に制裁関税をかける
などの措置を取っており、米中の通商摩擦が激しくなっている。
米政府は、中国が銅、鉛、グラファイト(黒鉛)などの鉱物に5~20%の輸出関税をかけ、
自国の産業を競争上有利にしていると主張。USTRのフロマン代表は「原材料を米国の
製造業者に高く、中国の業者に安くし、米国企業の中国への移転を促している」と話した。
米政府によると、WTOへの提訴はオバマ政権下で22件目で、対中国では13件目。
まずは二国間で協議し、解決できなければWTOの紛争処理小委員会の設置を要請できる。
米大統領選では不動産王のトランプ氏らが中国や自由貿易への批判を強めており、
環太平洋経済連携協定(TPP)の年内承認を目指すオバマ政権として、今回の措置で
中国への強い姿勢を示す狙いもあるとみられる。(ワシントン=五十嵐大介)
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